安楽死が迫った老猫に手を差し伸べてくれたのは
メッセージに添えられた1枚の写真
ある日、ラミアさんという女性に動物病院に勤める友人からメッセージが来ました。
「16歳の健康な猫を安楽死させて欲しいという依頼があった」と記されたメッセージに添付された写真には、チャトラの高齢猫「マックス」の姿がありました。
安楽死を阻止するために
ラミアさんと友人は、健康に何の問題もないのに飼い主の都合だけで安楽死させるわけにはいかないと、懸命に新しい飼い主を探しました。
しかし、ラミアさんの元に「なんとか飼い主候補が見つかったが、最終的には里親成立には至らなかった」と友人からの報告がありました。
やはり、高齢の猫を引き取るにはそれなりの覚悟が必要でしょうから、慎重にならざるを得なかったのかもれません。
新しいママの元へ
「結局新しい飼い主が見つからなかったので、元飼い主の希望通り安楽死させる」と新たなメッセージをもらったラミアさん。居ても立ってもいられずに1時間半車を走らせてマックスを“迎え”に急ぎました。
もう別の猫を飼う予定はなかったラミアさんでしたが、“助けなければ”という使命感に駆られて行動したとのこと。
そして、初めて会ったマックスは困惑して鳴き続けていましたが、ラミアさんが近づくとすぐに頭を擦り寄せてきたのだそうです。
「助けに来てくれた」と察したかのようなこの行動に、ラミアさんは運命的な何かを感じました。
マックスの元飼い主は、マックスの“問題”を長いリストにして動物病院にやってきたとのことでしたが、実際は何の問題もなく、ラミアさん宅の理想的な新しい家族としてすぐに打ち解けました。
マックスのお気に入りのアクティビティは、新しいママの後をついて回ること、そしてお気に入りの場所は洗面所のシンクの中だそうですよ。
ラミアさんがシャワーを浴びている間は、そばで“警備”もしているそうです♪
「最初に友人からメッセージをもらった時には家族になるとは想像もしなかったことですが、
尊いこの子と暮らせるのは本当に幸運であり、私の元に“送られてきた”のだと信じています」とラミアさんは語っています。
まとめ
健康に何の問題もないのに、高齢だからというだけで獣医に安楽死を依頼するなど理解し難い発想です。
安楽死という選択肢は、回復の見込みのない怪我や病気の苦痛から解放するという目的のためだけにあるはずです。
家族にお迎えした命を責任を持ってずっと見守る覚悟が必要であることを、再認識させられるお話でした。
マックスが穏やかに過ごし、ますます長生きできますように。
※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
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