木の上で立ち往生したマンデイを救助
保護を成功に導く鍵とは?
木の上で2日間立ち往生しているマンデイ、飼い主からの救助要請を受け保護活動団体のCanopy cat rescueのトムは朝早くから車を走らせます。
救助は容易に見えるかもしれませんが木を登る事に慣れたアーボリストが事前に一つ一つの情報の確認をする事から始まります。
どんな木のどのくらいの高さに猫がいるのか何日間経っているのかその木の周辺の写真も送ってもらいます。
マンデイが立ち往生している場所を探します
送ってもらった写真を見ながらマンデイが立ち往生している木を探します。
きっとあの辺ではと思われるところに来ていますが、多くの木もありすぐに断定はできません。
声をかけながら猫が鳴いていないか、あたりの人に尋ねたりしながら木を断定します。
マンデイがいる木を発見します
トムがマンデイのいる木を見つけた頃に飼い主がやってきます。
飼い主達もマンデイを救助するために昨日、フェンスから木の枝に飛び移ろうとしたのですが、距離が遠く失敗に終わったとの事でした。
皆、手を尽くして猫の救助をこころみますが簡単ではない事を実感します。
もちろん慣れたトムでさえ木にどう縄をかけるか、どのラインから登ると早く救助できるかなど考え行います。
さらに猫が降りて来やすいように考えます。時々、上に縄をかけて救助しようとした際に猫が上に登って行ってしまう事があり、その際につまづいて落ちたりなどの危険もでますのでその猫にあった方法を取らなければなりません。
マンデイに近づきます
猫は木の上でどんなにストレスを受けていても基本的な性格は変わりません。
もしも、人に不信感をもっていれば、救助しに来た人にもそうした態度をとります。
そのため友好的なのか飼い主とは良好な関係なのかという事が敏速な救助に影響します。
マンデイは木の枝にひっかかるような状態でいました。救助に来たトムの姿に見て移動しようとします。
マンデイを確保
「そこにいてね」トムはマンデイに声をかけます。救助を待っていたマンデイは飼い主さんから聞いていたとおりとっても良い子でした。
無事にトムに確保され優しい飼い主さんの元へ戻ります。
神業のようにするする木を登り猫を救助するCanopy cat rescueですが、救助する猫達に寄り添い行動され、保護活動が容易ではないとわかります。
- マンデイの救助の様子はこちら
※こちらの記事は情報掲載者より許可を得て掲載しております。
掲載者名:Canopy cat rescue