️【みんなの保護猫物語〜わむぎちゃんとつむぎちゃんのお話〜】
ご縁が繋がった一枚の写真
画像提供:@wamutumu
元保護猫のこむぎちゃんと暮らしていた飼い主さん。そろそろ2匹目の猫ちゃんを迎えたいと考えていたところ、キジ白の兄弟、わむぎちゃんとつむぎちゃんに出会ったといいます。
「その頃、わが家でもそろそろ2匹目をと考えていて、先住猫のこむぎを保護してくださった保護主さんに相談したところ、まだ譲渡会に掲載されていない、わむぎ、つむぎが、一緒に寄り添っている写真が送られてきました」と、当時を振り返る飼い主さん。
毛色もお顔もそっくりですが、ピンク色のお鼻がわむぎちゃんで、黒茶色のお鼻がつむぎちゃんと、見分けるコツを教えてくれました。
わむぎちゃんの緑色の首輪も、つむぎちゃんの赤色の首輪も、お鼻と毛色にマッチして、とてもよく似合っていますね♡
そんな愛らしいわむぎちゃんとつむぎちゃんは、2022年4月11日に生まれたのだそう。保健所にいた5月初旬は、生後約1ヶ月くらいで、それから保護主さんのところに来たといいます。
飼い主さんは、わむぎちゃんとつむぎちゃんに初めて出会った時、「子猫で、すごく小さくカワイイ2匹をみて一目惚れ♡」と、すっかり心を奪われたそう。
さらに、「最初は1匹と考えていたのですが、兄弟寄り添う2匹を見て、引き離すのは心が痛む思いもあり、兄弟一緒にトライアルを申込みました」と明かしています。
仲良し兄弟をはなれ離れにしたくはないと願う、飼い主さんの優しさが伝わってきす。
お迎えするタイミングについては、「まだ生後1ヶ月なので、検査や予防接種が終わった7月3日がトライアル開始日に決まりました」と、少し先になったのだとか。
わむぎちゃん、つむぎちゃん、そして飼い主さんのご縁が結ばれた瞬間だったのではないでしょうか。
先住猫ちゃんに変化、距離感に悩むことも
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初めてお家に連れてきた時の、わむぎちゃんとつむぎちゃんの様子について飼い主さんは、「7月3日が待ち遠しく、当日わが家にきて、初めて会えた時は、とにかく小さくて目がクリクリで、怯えることもなく、抱っこをさせてくれたことを覚えています」と、明かしています。
わむぎちゃんとつむぎちゃんが来るのを待ち遠しく思う一方で、「(先住猫の)こむぎとの相性もあるので、無事、正式譲渡ができるのかと不安もありました」と、少し心配もあったのだとか。
お迎えした当初は、「ゲージでの生活が始まり、いつも2匹寄り添って寝ていました。ゲージの外にいるこむぎも気になり、少しずつこむぎとの距離も縮めてもらいました」と、ゆっくり近づいていったようです。
そして、1週間を過ぎる頃、こむぎちゃんに変化が現れます。
飼い主さんによると、「こむぎの声が出なくなり、ストレスを軽減するためにはどうすればいいのかなど、悩むこともありました」と、心配になるできごとも。
慎重に様子を見守っていた飼い主さん。しばらくすると、「時間が解決してくれたのか、こむぎも2匹を受け入れてくれたのか、母猫みたいにグルーミングしたり、一緒にいられる時間が増えました」と、ホッと胸を撫で下ろしたようです。
元保護猫ちゃん同士、心通じ合うものがあったのかもしれませんね。
その後、「こむぎの声はまだ完治していませんでしたが、7月17日に無事、家族になりました」と、わむぎちゃんとつむぎちゃんは正式にお迎えすることが決まったそう。
見た目はそっくりな2匹、でも性格は?
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つむぎちゃんの性格について、「ヤンチャで、キッチンに潜入しては、シンクに上がったりと、手に追えないところもあります」と、語る飼い主さん。
元気いっぱいのつむぎちゃんですが、「(つむぎちゃんが)一番、抱っこを許してくれて、ヘソ天でよく寝ているところを見ると、我が家がすごく居心地のいい安心なところになってるのだと思うと、嬉しいです」と、甘えん坊な一面もあるそうです。
一方、わむぎちゃんは、「眼力が強く、冷静に周りを観察して行動しています。抱っこはあまり得意ではないのですが、膝の上が大好きで、座っているとよく自分からのぼって、くつろいでくれます」と、落ち着いた性格なのだとか。
わむぎちゃん、つむぎちゃんとの印象的な思い出は、「日々、成長していく毎日」にあると飼い主さんは感じているそう。
「夜中や早朝から大運動会が始まり、目覚まし無しでも早起きができたり、ごはんの取り合い。大変なことも嬉しいことも、いい思い出になります」と教えてくれました。
猫ちゃんたちと築いた「新しい家族のかたち」
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猫ちゃんたちをお迎えして変わったことは、「毎年行っていたキャンプが、行けなくなった」ことなのだそう。
一方で、こむぎちゃん、わむぎちゃん、つむぎちゃんがお家に来たことで、「生活は、猫中心になり、家族同然です。家族で話す話題も増えました」と、新しい家族のかたちができたといいます。
きっと、これからこむぎちゃん、わむぎちゃん、つむぎちゃんと一緒にたくさんの楽しい時間を過ごしていかれることでしょう。
「猫と暮らすこと」について
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猫と暮らすことについて、「当たり前ですが、楽しいことばかりだけではなく、大変なこともあります。1匹より2匹、2匹より3匹と、お金もかかりますし、トイレ掃除もこまめにしないといけない」と語る飼い主さん。
「でも、家族同然なので、子どもを育ててるのと同じです。だから、愛情を注いで育てていって、3匹とも長生きして欲しいです」と、胸の内を明かしています。
また、保護猫であったこむぎちゃん、わむぎちゃん、つむぎちゃんとの出会いを通して、飼い主さんには今後取り組みたいことがあるそう。
「いつか我が子が、手がかからない日がきた時には、保護猫活動に少しでも役に立つことができたらいいなとも思います」と、教えてくれました。
こむぎちゃん、わむぎちゃん、つむぎちゃん、飼い主さん、素敵なエピソードをシェアしてくださり、本当にありがとうございました!
※この記事は、取材協力者さまのご了承をいただいたうえで制作しています
取材/ねこちゃんホンポ編集部
文/moch@(モカ)
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