家の前にひとりぼっちで鳴く子猫……優しいご夫婦の“子供”になった様子に感涙♡

【みんなの保護猫物語り〜テトちゃんのお話〜】

アパートの前で保護したガリガリの子猫

2021年7月、思いがけずテトちゃんと出会った飼い主さん。

「その日、出先から帰ってきた時に、アパート前で子猫が1人で大声で鳴いていて、凄くガリガリだったので、慌てて玄関前まで連れて行き、猫用のご飯を食べさせてあげました」と、突然の出会いについて語っています。

テトちゃんは、「追加のご飯を家の中に取りに行こうと玄関を開けると、一緒に入ってきて、怖がりもせず、家の中を歩き回って」と飼い主さんが語るように、警戒することなくお家の探検をはじめたそう。

「肩に乗ってきたりと、懐いてきたのでメロメロになってしまい、保護しようと決めました！」と、飼い主さんもテトちゃんの可愛らしさに心を奪われたようです。

テトちゃんにとっても、飼い主さんにとっても、まるで出会うべくして出会ったかのように、意気投合したよう！

まさに、「運命の出会い」といえるのではないでしょうか。

手のかからないお利口な子猫

テトちゃんを迎えたばかりの頃について、「1週間はケージで過ごすようにと動物病院で言われていたので、最初はケージでの生活でしたが、初日から安心しきった様子で、いっぱいご飯も食べて、いっぱい寝ていました」と、当時の様子を振り返る飼い主さん。

なんと、テトちゃんは、最初からトイレもきちんとできていたそう。

「手がかからない子で、えらいねーっと、主人とふたりで褒めることが多かったです！」と、テトちゃんのお利口さんぶりに飼い主さんご夫婦は感心しきりだったよう。

はじめてのお家ではじめてのトイレ、猫ちゃんにとっては少しハードルが高いことが多いですが、テトちゃんはなんなくクリアしたようですね。

褒められて伸びるタイプ、テトちゃん

テトちゃんについて、「好奇心旺盛の褒められたがりです（笑）」と教えてくれた飼い主さん。

「新しいおもちゃや新しい遊びが大好きなので、飽きないようにいろいろ考えながら遊んでます！」と、テトちゃんに楽しんでもらえるよう工夫しているのだとか。

また、「褒めてあげると嬉しいみたいで、初めての爪切りも喉を鳴らして切らせてくれて、苦手だったお風呂も自ら入れるようになりました！」と、新しいこともどんどん習得しているテトちゃん。

飼い主さんのお話をよく聞いて、少しずつ生活に慣れているテトちゃんは、飼い主さんのことをとても信頼しているようです。

褒められて伸びるタイプのテトちゃんと、猫ちゃんとのコミュニケーションが上手な飼い主さん、まさにベストパートナーといえるのではないでしょうか。

大きな存在、テトちゃん

テトちゃんは、「私達夫婦の子供の様な存在です！」と力強く語ってくれた飼い主さん。

「てっちゃんがうちの子になってくれてからは、仕事から疲れて帰っても、嬉しそうに迎えてくれるてっちゃんを見ると、凄く癒されて、また頑張ろうと思えます」と、生活により一層、幸せなひと時が増えたそう。

また、テトちゃんを迎えてから変わったことは、「休日に遠出しても、寂しくないかなと心配になって、早めに帰ってきちゃう事ですね（笑）」と、いつも心にテトちゃんという存在がいるようになったといいます。

テトちゃんも、飼い主さんの溢れんばかりの愛情を感じながら、幸せいっぱいの暮らしを、楽しんでいるに違いありません。

飼い主さんにとって「猫と暮らすこと」とは？

猫と暮らすことについて、「当たり前のことですが、猫は生き物なので、思い通りにはいきません。起床予定時間前に起こされたり、忙しくしていても、イタズラされて手がかかってしまったりします」と話す、飼い主さん。

「コロナ禍で、猫を飼う人が増えたようですが、捨てる人も増えたと聞きます。てっちゃんもうちに来る前は、人がお世話していたようで、捨てられたんじゃないかと、動物病院から言われました」と、テトちゃんは飼い猫だった可能性もあるのだといいます。

「これから猫をお迎えしようと考えている方には『ペット』ではなく、『家族』として、一緒に暮らして欲しいなと思います」と、猫ちゃんへの思いを語ってくれました。

テトちゃんと、飼い主さんの温かく優しい時間は、これからもずっと続くことでしょう♡

テトちゃん、飼い主さん、素敵なエピソードをシェアしてくださり、本当にありがとうございました！

※この記事は、取材協力者さまのご了承をいただいたうえで制作しています

取材／ねこちゃんホンポ編集部
文／moch@（モカ）

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