伊豆山土石流災害から保護された猫たち…懸命な治療に応える姿に涙

伊豆山土石流災害から保護された猫たち…懸命な治療に応える姿に涙

伊豆山土石流災害のレスキュー猫が今度はFIPを発症し再び命の危機に直面します。波乱万丈な猫生を生き闘病する中で掴んだ永遠の幸せ!ずっと欲しかった幸せを噛みしめ、寛解を目指して頑張る姿に涙です。

波乱万丈の猫生、FIP闘病中に訪れた幸せ

どうしても助けたかった尊い命

モモタロウ君とナキムシ君は昨年の伊豆山土石流災害の被災猫。過酷な状況の中で生き抜き決死のレスキューで助かった命でした。

保護施設での暮らしにも慣れこれからというところでFIPを発症。猫さん達が立て続けにFIPを発症し高額治療費の捻出が大変ですが、やっとの思いで救った尊い命をどうしても助けてあげたいとクラウドファンディングがスタートしました。

力尽きた友の分も生きて…

モモタロウ君はナキムシ君より一足お先にFIPの投薬治療を開始。しかし体調は安定せず、獣医さんとご相談の上投薬量が倍になりました。

すると少しずつ元気と食欲が出てきて希望の光が見えてきました。辛い治療が続きますが精いっぱい生きようとしています。

一方、少し遅れて治療を開始したナキムシ君は思うように回復できず、果敢に闘病した末に寛解を目前に力尽きてしまいました。

ナキムシ君の分まで生きて欲しい…みんなの切なる願いが神様に届きますように。

投薬開始から85日、一旦終了で経過観察

モモタロウ君のFIP治療ワンクール(90日間)の投薬は85日で一旦終了、残念ながら思うような成果を得られず、まだまだ安心できない検査結果に経過観察することに…。

ただ、救いなのはFIP(猫伝染性腹膜炎)の症状である胸水、腹水、神経症状等が出ておらず食欲もあり、モモタロウ君が至って元気である事、またFcov抗体価もそれほど高くないという事です。

再び元気に走り回れる日を夢見て寄り添ってくださる施設の方々に包まれ、モモタロウ君も心強かったことでしょう。

優しいパパとママの愛に包まれて

経過観察中のモモタロウ君に朗報です!譲渡型保護猫ハウス『temple cat』店長さんのお家へお迎え頂ける事になりました。

FIPを発症して以来、ケージでの隔離生活が続いたモモタロウ君を「伸び伸びと遊ばせてあげたい」「できるだけストレスのない環境で過ごさせてあげたい」という店長さんの思いからずっとのおうちとしてお迎えして頂けることに!

今は食欲のない日や元気のない日もあったりと一進一退を繰り返していますが、優しいパパとママの愛情を一身に受け幸せに暮らしています。

8月末の血液検査で正常値になれば寛解となるそうです。モモタロウ君頑張ってくださいね。

まとめ

昨年の伊豆山土石流災害からやっとの思いで救出され現在はFIP闘病中のモモタロウ君。いつも小さなの命を第一に考え、何とか助けてあげたいと奮闘する保護施設の方々の思いに頭が下がる思いでした。

クラウドファンディングに賛同してくださった皆様の温かい気持ちに後押しされて闘病開始したモモタロウ君でしたが、経過観察中には譲渡型保護猫ハウス『temple cat』店長さんのお家へお迎えされて優しいご家族ができました。

被災や闘病など波乱万丈な猫生を必死に生きてきたモモタロウ君が、ご家族の元で穏やかで愛情いっぱいな幸せな日々を送りながら闘病しているご様子に涙が出ました。

無事に寛解の日を迎えこの幸せがずっとずっと続きますようお祈りしております。

※こちらの記事は情報掲載元の団体より許可を得て掲載しております。
 団体名:NPOくすのき

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