近所の人が見物する中で救出開始
通報・発見
「子猫が何時間も鳴いています。助けてください!」ロスアンジェルスの保護団体 Hope for Pawsにまた保護案件です。現場に来てみると、近所の人は「その子猫、もうどこかに行ってしまったんじゃないかな。」と言いますが、果たして?
住宅の敷地で子猫を探す、探す、探す。反応を見るために、録音した子猫の鳴き声を再生してみました。すると、ほんの数秒で、こたえるようにミャオ、ミャオ、と声が聞こえてきたのです!駐車した車の中ですよ。どこのすき間に隠れているのでしょう?
車のまわりをプラスチックフェンスで囲った上でボンネットを開けると…。ヒョコッ。いたー!
こわがった子猫は地面に降りたよう。大きな声で鳴いているのは、たぶん、録音。気をつけて!車の後方ですよ!あ、タイヤと車体のすき間に入ったみたい!
そしてまた、つるんと地面に降りてきて、ササッと走ります。脱出しようとあちらへ、こちらへ、走り回ります!
カメラに向かって突進、障害物(カメラ)に気づいて、ギュン!直角に曲がります。機敏だなあ…って関心している場合じゃない。
この子、この調子で1時間もせかせか動き回っていたんですって。元気なのはいいけれど、どうやってつかまえましょう…。子猫が入り込む車のすき間を毛布でふさいで対策しました。以前にとても似た状況で敏捷(びんしょう)な子ウサギを保護したことを思い出したそうです。
子猫はついにすきをついてプラスチックフェンスをよじ登り、外に逃げてしまいました!ひぇぇー!このまま見失ってしまったら、車道に飛び出してひかれたら…見てる方が恐怖です。
見物していた近所の人、子猫の行方を見届けていました。ここです!ゴミ袋の間に飛び込んだらしいです!車道に行かなくて、本当にラッキーでした。
ゴミをよけると古タイヤが出てきました。その中に…。
タイヤの下に網を差し込み、子猫にかぶせるつもり。うまく行くでしょうか?
子猫に網がかぶさって、タイヤを全部よけました。やっとここまで接近できましたね。子猫は抵抗するでしょうか。あ、鳴いた。
疲れて、少しだけ落ち着いたかな?大丈夫、こわくない、シー、シー…。
網の下に素手をすべりこませて、子猫の首の後ろをつかみました。2人息を合わせて、ワン、ツー、スリー!クレートにポン!すかさずフタをパタン!ヤッター!見守っていた近所の子供たち、見せて、見せて攻撃。君たち、子猫をおどかさないようにね!
ケア
ものすごいストレスにさらされ続けてヘトヘトなはずの子猫。病院で、もうひとふんばりね。
もう抵抗する気力がないみたい。おとなしく体を洗われる「スパーク」です。スパークが身震いして後ろの壁にはね飛んだ水滴が真っ黒!
力いっぱい生きて
体が乾いでごはんが出て来る頃には、スパークはすっかり疲れてオネムな様子。でも突然目の前にあらわれた、山盛りのおいしそうな食べ物。ウトウトしながら食べる様子は、人間の幼児と一緒ですね。
幸い良好な健康状態だったスパークは病院でもかわいがられ、モリモリ食べて、元気に一時預かり施設に移りました。あと必要なのはただひとつ、里親さんとの出会いです。きっともうすぐね!
動画を見ることは保護活動支援につながります。
※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
掲載YouTubeチャンネル:Hope For Paws - Official Rescue Channel
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