冴えわたる勘!広い施設内で子猫を発見
通報・発見
火事で一部が焼けてしまった家の中から子猫の鳴き声を聞いた人が、ロスアンジェルスの保護団体Hope for Pawsに保護依頼しました。緊急出動したのですが、痛恨のミス、敷地に入る許可を得ていなかったため、セキュリティにひっかかり、その場を離れなければならなくなりました。保護活動の難しいところです。
午後5時にセキュリティ要員の交代があるということなので、それまで待ちました。待っている間に録音した子猫の声を再生し、それにつられて中から子猫が出て来るのを期待しましたが、不発。静止画で、穴の中に黒白八割れの子猫がちらっとのぞいているのが、わかりますでしょうか?
5時を待ちきれずに、セキュリティに内緒で中に入ってしまったようですよ。笑
中は思ったより広く、暗闇を歩き回って子猫を探します。子猫が鳴き返してくるのを期待して、鳴き声を再生し続けますが、警戒心が強いのか、子猫はどこかにじっと隠れたままです。大きな部屋がいくつもあって、確かにこれでは子猫を見つけることは困難です。宿泊施設かレストラン、はたまた事務所か何かだったのでしょうか。受付のようなカウンターも見えますね。
カウンターの下に開いていた所をのぞくと、一瞬、子猫が見えたと言います。はっきりわかりませんが、この黒いかたまりでしょうか?
扉を閉めて、子猫を中に確保しました!長年の経験から子猫の隠れそうな場所を熟知した保護団体リーダーの勘が冴えましたね!
用心しながら中をのぞくと、いた、いた。すばしこく動くので、逃さないように注意が必要です。持参した網でつかまえることにします。
扉のすき間から網を押し込むと、中で子猫がバタバタとかけ回る音。でも数秒で、「つかまえた。」
「咬まないでよー。」と子猫にお願いしつつ、網の上から首根っこをつかんで持ち上げました。つかまってしまったら、子猫はもう大人しくしてくれました。
何しろこっそりしのびこんでいるので、セキュリティが戻って来る前に外に出なければなりません。もし警察に突き出されても、まあ事情を理解して放免してくれるでしょうけれど、できれば警察ざたにはしたくないですからね。
名前は「ベティ・ブープ」。「この巨人、何だか優しいな…。」ひざの上で丸くなって落ち着いてしまいました。
ケア
お風呂です。目をまん丸にして、じっとしてくれます。
興味シンシンな犬と対面中。
診察台でも。ベティ・ブープ、何だかずうっと、大人しい!いたって健康でした。
一時預かりへ
出された食事もしっかり食べて。慣れてきたら、おもちゃで遊び始めました。子猫の性格も千差万別、この子は適応力が高い子でしたね。ただ固まっていた、とも言えますが。笑
ベティ・ブープの前でおもちゃをフリフリしていると、横から同じぐらいの月齢の子猫が突進!「ベイビー・エスター」の保護の様子はまた後日、改めてご報告いたします。
火事後の大きな建物の中でひとり逃げ回っていた子猫に、里親さんとの出会いがきっと待っています。
※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
掲載YouTubeチャンネル:Hope For Paws - Official Rescue Channel
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