里親さん宅での手厚いケアを経て永遠のお家へ
猫インフルエンザと口内炎に苦しむ保護猫
RSPCA (英国王立動物虐待防止協会) クイーンズランドに保護された子猫「カイヤ」は猫インフルエンザに罹り、口内炎にも苦しんでいました。
保護施設で投薬治療などがされましたが、効果はあまり得られず、予後は良好とは言えませんでした。そこで、しばらく一時預かりの里親さんのもとで様子を見ることになりました。
一時預かり
一時的な里親さんになってくれたのは、RSPCAの一時預かりのケアラーであるターシャさんです。カイヤは猫インフルエンザにかかっているため隔離する必要があったので、ターシャさんは自宅の客間にプレイペンを設置してカイヤを迎えました。
すぐに慣れた様子ですね。
カイヤをお迎えしてから数日間、ターシャさんのお仕事はリモートワークでした。隔離が必要なカイヤのそばにいるために作った“仕事場”はなんとバスルーム!なかなか快適そうですね。
いつも側にいてもらえて、カイヤは本当にラッキーです。
お仕事中は甘えて肩に乗ったり...
お手伝い(?)したり...
カイヤは食欲はあるものの、鼻と口からは血が滲み出て呼吸も苦しそうです。3種類の薬と亜鉛入りクリームを処方されていますが、そのほかにも1日3回各20分の加湿器を使ったケアが必要です。
なかなか水を飲まないカイヤ、お家に来て3日目に人間用のグラスでないと飲まないことが発覚!そして、お水をたくさん飲むようになってからはみるみる元気になり、本来持つフレンドリーな性格が現れました。
カイヤさん、お顔がすっぽりはまってますよ〜
お家に来て5日目、RSPCAで獣医さんのチェックを受け、猫インフルエンザはほとんど回復しているとのことでした!残るはあと1週間の加湿器によるケアだけです。
その2週間後、猫インフルエンザは完治、3週間後、口内炎も完治。いよいよ隔離から解放されて、お家の中の探検が許されました。
ターシャさんの飼い猫「フレア」と初めてご対面。最初はおっかなびっくりな2匹でしたが、すぐに仲良くなり毎日一緒に遊ぶようになりました。カイヤの悪戯っこなところも現れてきて賑やかに過ごしています。
永遠のお家へ
ターシャさんの手厚いケアですっかり回復したカイヤは、永遠のお家を探すことになり、募集が始まってから1ヶ月後に新しい飼い主さんが決まりました。
先住猫フレアに最後のご挨拶。
新しい飼い主さんとFacebookで連絡をとるターシャさん。新しいお家にもすっかり馴染んで、飼い主さんからとても可愛がられハッピーに過ごすカイヤの報告を受けています。
この写真からもリラックスして過ごしているのが伝わります。
まとめ
ターシャさんの根気強いケアのおかげで回復したカイヤ。一時預かりの里親さんの役割がいかに重要であるかが伝わるお話でした。1匹でも多く幸せになれるよう手助けしてくださる方々に感謝です。
- カイヤの回復の軌跡、そしてその後のヤンチャな姿はこちら。
※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
掲載YouTubeチャンネル:RSPCA Queensland
RSPCA Queensland
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