神社で鳴き続ける子猫を保護……“神の使い”との14年間の軌跡に感動!

神社で鳴き続ける子猫を保護……“神の使い”との14年間の軌跡に感動!

最近では、外で暮らしていた猫を保護し、家族に迎える人も増えてきました。飼い主さんと保護猫ちゃん、どのように出会って、どんなふうに共同生活を築き上げているのでしょうか?飼い主さんのリアルな声をお届けします!

【みんなの保護猫物語〜みゅうちゃんのお話〜】

友人から突然の連絡、“神の使い”との出会い

あどけないみゅうちゃん

画像提供:@myuuuuuuchan

今年(2022年現在)、14歳になる“みゅうちゃん”と飼い主さんの出会いは、お家が神社の友人から入った連絡がきっかけだったそう。1週間ほど前から、境内に1匹の子猫が住み着いて鳴くようになり、親猫の気配も無かったのだとか。

友人はいったん保護したものの、先住猫が威嚇をしてしまい、子猫を迎え入れるのは難しい状況だったいいます。飼い主さん曰く、「良かったら飼えないか?という相談を受けました。猫を飼ったこともなかったので不安でしたが、母を説得して飼えることになり、車で迎えにいきました」と、事態は急展開を迎えます。

うつむくみゅうちゃん

画像提供:@myuuuuuuchan

子猫と初対面を果たした飼い主さんは、「黒ずんでいてかなり汚かったので、ブチ猫ちゃんかな?と思うぐらいでしたが、シャンプーをしたら真っ白になったので驚きました。神社出身なので、神の使いと呼んでます(笑)」と、ユーモアたっぷりに当時を振り返っています。

さらに、名付けについては、「友人の親戚の子どもたちが、すでに“みゅうちゃん”と呼んでいた」そうで、「子どもたちが、“みゅうちゃんさようなら”という手紙を渡してくれて、これは名前変えられないなぁと、そのまま、“みゅう”になりました」と、そのいきさつについて教えてくれました。

初めての猫との生活、ツンデレ女王にメロメロ♡

見上げるみゅうちゃん

画像提供:@myuuuuuuchan

宝石のようなブルーアイを持つみゅうちゃんについて、こちらの記事 「【大人気】サファイアのような瞳♡まるで子猫のように若々しい猫さん!」 でも、ご紹介をさせていただきました♡

飼い主さんにとって、猫との暮らしは初めてのこと。みゅうちゃんをお迎えした当時の心境について、「どう接したらいいのかわからず、最初は大変でした」と、明かしています。

みゅうちゃんの性格についてうかがうと、「女王様で、わがままだと思います。でも、甘えん坊で構ってちゃんなので、初めての人にも近づいていきます」と、その愛らしいツンデレぶりに、飼い主さんだけでなく、接する人たちもすっかり魅了されているそう。

猫といえば、幼少期の毛色が成猫に近づくにつれて変わることもあるようですが、みゅうちゃんも、「子猫時代は、頭に黒い模様がありましたが、大人になるにつれて薄くなったので、面白いと思いました」と、変化を遂げながらすくすくと成長したようです。

出会いから14年、みゅうちゃんへの思い

見つめるみゅうちゃん

画像提供:@myuuuuuuchan

飼い主さんには、みゅうちゃんとの暮らしで印象的だったエピソードがあるそう。

「新居に引っ越した時、最初の数時間は棚の中に隠れていましたが、その日の夜には、ベッドの真ん中で大の字で寝ていたので、順応性のある子だなぁと思いました」と、振り返っています。

きっと、強い絆で結ばれた飼い主さんがそばにいるところなら、みゅうちゃんも安心なのではないでしょうか。

カメラを見つめるみゅうちゃん

画像提供:@myuuuuuuchan

相思相愛の関係で結ばれたみゅうちゃんと飼い主さん。みゅうちゃんは、飼い主さんにとって、「大事な愛娘」だといいます。

「13歳の時に、健康診断で皮膚の悪性腫瘍が見つかり、幸い早期発見で耳の一部を切除するのみで完治しました。高齢になると定期的な通院が大切だなと痛感いたしました。今年で14歳になりましたが、まだまだ長生きして欲しいです!!」と、熱く答えてくれました。

みゅうちゃん、飼い主さん、素敵なエピソードをシェアしてくださり、本当にありがとうございました!

※この記事は、取材協力者さまのご了承をいただいたうえで制作しています

取材・文/サトウ ミジー

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