【みんなの保護猫物語〜しらたまちゃんのお話〜】
木箱で捨てられた3匹の乳飲み猫
画像提供:@shiratama202106
しらたまちゃんとの出会いは、2021年6月上旬だったといいます。
飼い主さんによると、「友人の会社の工場の敷地内で、木箱に入った状態で兄弟猫と一緒に捨てられていました。3匹とも目も開いておらず、生後数日の状態でした」と、緊迫した状況だったことを明かしています。
猫たちは、第一発見者の方が寝ずにお世話をした後、一時、保護主に引き取られたそう。そして、3匹のうちの1匹、しらたまちゃんが飼い主さんの家にやって来たのは、発見から約1ヶ月弱が経った2021年7月17日。
「我が家に来た時は、生後1ヶ月の赤ちゃん猫でした」と、教えてくれました。
引き寄せた保護猫とのご縁
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しらたまちゃんを迎える時の心境について、「母の実家には猫がいましたが、自分が主として飼うのが初めてだったので、ちゃんと育てられるか不安な気持ちはありました」と、語る飼い主さん。
保護猫との暮らしを望んでいた飼い主さんは、それまでも何度か譲渡会に足を運んだそうですが、独身で一人暮らしだったため、難しかったそう。
スムーズには進まなかった保護猫ちゃんの迎え入れ。だからこそ、飼い主さんは、「私にとって、しらたまは運命の仔猫でした」と、特別なご縁を感じているようです。
そして、しらたまちゃんを迎え入れることが決まった翌日、「キャリーケース、猫のゲージ、爪とぎ、粉ミルク、おもちゃとトイレ、餌まで、全てそろえてしまいました。当時住んでいた物件もペット可の物件だったので、準備万端の状態で迎え入れました」と、万全の体制でお迎えすることができたそう。
怯えて隠れる子猫、心を開いたきっかけは?
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そうして、お家にやって来たしらたまちゃんですが、飼い主さんによると、初日は怯えていたといいます。「部屋の片隅やベッド下に隠れてしまい、ミルクも飲まない、トイレもしないで、なかなか心を開いてくれませんでした」と、振り返っています。
飼い主さんが、根気よく話しかけ、名前を呼び続けると、「翌々日に、ようやく「ニャー!」と叫びながらベッド下から出てきて、もりもりミルクを飲んだ後、頭をすりすりして甘えてくれました」と、ようやく心を許すことができたよう。
「その後はもう、飼い主の私にべったりです」と、語る飼い主さん。きっと、しらたまちゃんと飼い主さんとの間で、強い絆が結ばれるきっかけになったのではないでしょうか。
“飼い主さん愛”が溢れるしらたまちゃん♡
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飼い主さんによると、しらたまちゃんは、「臆病で警戒心が強く、人見知りで、賢く、きれい好き。心を許すと、甘えん坊なかわいい女の子」なのだそう。
また、「お目々がまんまるで、白猫ですが、頭のてっぺんと尻尾が黒いのがチャームポイントです」と、答えてくれました。
そんな“しらたまちゃん愛”に溢れる飼い主さんですが、その思いはしらたまちゃんにもしっかり伝わっているようで……。
しらたまちゃんは、「仕事や私生活でストレスが溜まり落ち込んで泣いていたら、手をペロペロなめて、顔をスリスリしながら、一緒に寝てくれた」のだとか。飼い主さん曰く、「飼い主の喜怒哀楽が、しらたまに伝わっているようです」と、感じているそう。
さらに、「普段は、お風呂やトイレまでついてくるストーカー猫です」と、しらたまちゃんもまた溢れんばかりの“飼い主さん愛”を抱いているようですよ。
“飼い主さん愛”が溢れるしらたまちゃん♡
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猫との暮らしについて、飼い主さんは、「人同士では、どうしても期待や打算が関係性に入ってしまうと思います。ですが、猫は無償の愛情を教えてくれます。特に人に何かしてくれるわけではなく、一日の大半を寝て過ごし、エサを食べてトイレをし、毛づくろいをする生き物です。でも、存在するだけでただただ愛しい。しらたまを通して優しい気持ちを学んでいます」と、語っています。
また、しらたまちゃんは飼い主さんにとって、「宝物であり、我が家の長女であり、家族です。長生きしてほしいですし、将来、一緒のお墓に入りたいくらい大切です」と、答えてくれました。
しらたまちゃん、飼い主さん、素敵なエピソードをシェアしてくださり、本当にありがとうございました!
※こちらの記事は、取材対象者の許諾を得て掲載しています
取材・文/サトウミジー
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