【みんなの保護猫物語〜ミルコちゃんのお話〜】
駐車場で衰弱した子猫を保護
画像提供：@mirko_cat
ミルコちゃんとの出会いは、飼い主さんに入った友人からの電話がきっかけだったそう。運送会社の駐車場に、衰弱した子猫がいると連絡があり、写真が送られて来たのだとか。
当時の状況について、「雨に打たれ衰弱し切っており、病気にもかかっている様子でした」と、語る飼い主さん。その日のうちに保護し、家に連れ帰ったものの、子猫は元気が無い様子だったといいます。
「翌日には、すぐ最寄りの動物病院へ。1週間～10日ほど入院し、治療、ワクチン接種など。動物病院の獣医さん曰く、生後2～3ヶ月と言われました」と、弱っていた子猫のケアに奔走したようです。
はじめての猫との暮らし
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ミルコちゃんをお迎えするまで、動物と暮らしたことはなかったという飼い主さん。思いがけず、ミルコちゃんを保護することになったため、ホームセンターやペットショップで、必要な物を全て購入。
また、獣医さんのアドバイスを受けてご飯を用意するなど、ミルコちゃんと暮らすために、ゼロから環境を整えたそうです。
そうしてはじまったミルコちゃんとの生活。動物との暮らしははじめて、という飼い主さんに大変だったことをうかがうと、「トイレのしつけ」と、答えてくれました。
ミルコちゃんは、夜になると必ず家族の布団に潜り込んで、一緒に寝ていたそうですが、「そのまま、布団の中でオシッコをされる毎日でした。布団の洗濯、乾燥機を回す日々、かなり辛かったです」と、当時の慌ただしい生活ぶりを明かしています。
その後、ミルコちゃんは、「1ヶ月くらいで、トイレでするようになりました」と、少しずつお家での暮らしに慣れていったようです。
シャケ大好き♡格闘家似のミルコちゃん
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ミルコちゃんについて、飼い主さんは、「夕食や家族団欒の際は、必ず参加します。シャケに目がありません。シャケおにぎり大好物です♪」と、すっかり家族の一員として話題の中心になっている様子。
また、「家族がいないと寂しくって、ご飯をあまり食べず吐きますw」と、寂しがりやさんの一面もあるのだとか。
そんなミルコちゃんのチャームポイントは、「整った顔」だという飼い主さん。「名付けの由来通り、“ミルコ・クロコップ”（※）に似ていると定評です！」と、教えてくれました。
（※K-1、PRIDE、UFCなどで活躍した、クロアチア出身の元・総合格闘家）
日々のケアも試行錯誤し解決！
オーダーメイドの猫用点眼マスクを装着したミルコちゃん／画像提供：@mirko_cat
家族と強い絆で結ばれたミルコちゃんは、今、17歳。糖尿病と闘った過去もあったそうですが、今は完治。ただ、老猫になってから、毎日、点眼ケアが必要になったそう。
「点眼マスクも市販のものもあったようですが、仕事の繋がりで、ルチャリブレ系プロレスマスク職人さんと知人だったもので、猫の目薬用の点眼マスク（覆面）を、完全オーダーメイドで作りました」と、ミルコちゃんのために工夫を重ねているようです。
“猫吸い”は元気の素！素敵な兄妹関係とは？
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幼い頃からミルコちゃんと一緒に育ったという次女の娘さん。1人と1匹の関係は、時間と共に移り変わっていったのだとか。
飼い主さんによると、「ミルコがある時から、大人として次女を認めたようで、次女の膝に乗ってくれるようになった、と、次女から感動秘話を聞きました。当時、相当、嬉しかったそうです！」と、娘さんの当時の心境を明かしています。
ミルコちゃんと兄妹のように育った娘さん。猫との暮らしについて、「家に帰ると、“猫吸い”ができるから日々頑張れる」と語っているそう。
そんなミルコちゃんについて、次女である娘さんは「一番のお友達」、飼い主さんは「家族、相棒、家にいて当たり前の存在、癒し、話し相手」、のような存在だと答えてくれました。
ミルコちゃん、娘さん、飼い主さん、素敵なエピソードをシェアしてくださり、本当にありがとうございました！
※この記事は、取材協力者さまのご了承をいただいたうえで制作しています
（取材・文／サトウミジー）
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