側溝に落ちた子猫をみんなでレスキュー
どこからか子猫の声が
西オーストラリア州のある倉庫で働く人たちが、助けを求めるように鳴き続ける子猫の鳴き声を聞きました。声はすれども姿は見えず...子猫はどこにいるのか一向にわかりません。
そこで、RSPCA (英国王立動物虐待防止協会) 西オーストラリアに連絡することに。
配管工事用カメラで捜索
連絡を受けて駆けつけたRSPCAのインスペクターが、子猫は側溝にいることを突き止め保護しようとしましたが、状況はとても困難で、さらなる応援が必要であると判断しました。
インスペクターは、6つの配管工事会社に助けを求めて次々に電話をかけました。そして、7つめに連絡をとった会社トンネル・ビジョン (Tunnel Vision) が、従業員と専門機器を無償で提供すると申し出てくれたのです。
配管用のカメラで側溝の中を確認している男性。子猫はどこにいるのでしょうか。
いました! 隅の方でうずくまっているのが見えます。
子猫を助けるためには敷石を外さなくてはなりませんでしたが、倉庫の従業員の方々は快くそれに同意してくれました。
これでインスペクターが捕獲用の網を側溝の中に入れられるようになり、安全に子猫を保護できそうです。
そしてついに子猫を助け出すことができました!周囲から歓声が上がります。
「イェーイ!!」
ケージに入ってもらってRSPCAの施設へと向かいます。
保護された子猫は、生後約5週の女の子。獣医さんの診察を受けて健康状態は良好であることが確認され、里親募集に参加できる月齢になるまでRSPCAの施設で過ごすことになりました。
早く永遠のお家が見つかるといいですね。
まとめ
何人もの人たちの連携プレイで無事に保護された子猫、迷うことなく無償の援助を申し出てくれた心優しい配管工事会社の受付の女性の名前をもらい「ジェイ」と名付けられました。子猫を助けるために時間や労力を惜しむことなく提供してくれた方々に感謝です。
- ジェイのレスキューの様子はこちらから。
※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
掲載YouTubeチャンネル:RSPCA WA
RSPCA Queensland
▼ 公式サイトはこちら
https://www.rspcawa.asn.au/