3・3・1・1
通報・発見
駐車場で猫が出産したと保護依頼を受けて、ロスアンジェルスの保護団体Hope for Paws がかけつけました。
さっそくいた、いた。車を降りて近づくと、猫はその場から去ってしまいました。まずは子猫たちをつかまえることにしますが、生まれたばかりなのか、もうちょこまかと動ける月齢なのでしょうか?
保護作戦
植え込みにトラップを設置。ということは、もう動き回れる大きさなんですね。ツナ缶で呼び寄せると、まず3匹をとらえることができたそう。でも固定したカメラの位置が悪すぎて、全然見えませんよ。女性2人で協力していますが、まだちょっと慣れていない新人職員かな…。
カメラを設置し直して、再度トラップを仕掛けます。位置はOK。もうちょっとズームインしてくれたらよかったんだけど…。子猫がミューミュー言いながらチョロチョロしているんですが、あまりよく見えません。でもきょうだいがつかまるのを見ていた他の子猫たち、そう簡単に入ってはくれるかな?
やっぱりおなかがすいているんでしょう、結構集まってきてくれました。数匹入って来るのを、じっくりと待ちます。そして…。
ひもを手前に引いて、カゴがバタンと落ちました!近づくと、わあ、3匹入っている!ミャオウ、シャー!オゥゥー!と大騒ぎしつつ、みんなキャリーケースに移されました。これで6匹ですね。そしてそして…。
もう1匹、茂みの中で恐怖に固まっていた最後の1匹を見つけました。この女性、細かい葉っぱに覆われながら、子猫を片手ににぎって茂みからはい出してきましたよ!がんばった、スバラシイ!
で、母猫を忘れてはいけません。カゴの中につかまえた子猫のうち1匹を入れて、おびき寄せてもらう作戦です。
待って、待って、待ちくたびれた頃、来たんですよ、お母さん。子猫を守る本能は、強かった!うまいことカゴを落とすことに成功。母猫と子猫7匹、無事につかまえましたー。職員2人、よく頑張りましたよ。一瞬映った指先にばんそうこうが。きっと子猫の爪がグサッと行ったのでしょうね。
ケア
家族を病院につれてきました。子猫たちは皆、もう何が何だか…な状態ですっかり大人しくなっています。ほとんどの子猫がサバ柄の中、1匹だけ、シャム猫のような子が。猫のきょうだいは色々でおもしろいですね。これは、メスが複数のオスと交尾するからだそうですよ。猫の本能的な繁殖戦略です。
外で生まれた子猫の多くが目の感染症にかかります。7匹のうち5匹はすでに多かれ少なかれ、瞳が目ヤニでふさがれはじめていました。放置すると失明にもつながります。この子たちは治療が間に合うでしょう。
子猫たちのお風呂の様子。1匹足りないけれど。笑
このたち、目の感染症の他に、全員、気管支炎だったそうです。それも治療で完治するでしょう。
それから
猫の家族は一緒に一時預かり施設へ。母猫もです。つまり、TNR(つかまえて、避妊手術して、元の場所に放す)対象ではなく、家庭猫になれるとの判断で、子猫たちと共に里親さん募集になったんですね。子猫たちと一緒にいますが、まだ緊張の面持ちです。早く完全にリラックスできますように。
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