極悪ブリーダーから救出された希少な猫
ブリーダーによるネグレクト
劣悪な環境にあったブリーダーのもとから、希少な猫種である「ハバナ・ブラウン」が保護されました。
ハバナ・ブラウンは、イギリス原産でシャム猫から派生したスリムな体型の希少な猫です。チョコレート色の美しい被毛が特徴で、人懐こくて明るい性格。常に飼い主さんと一緒にいたいタイプなので、猫ちゃんとの時間を多く取れる人に向いていると言われています。
そんな、常に人の温もりを感じていたい甘えん坊な性格の猫を、何ヵ月も小さく不潔なケージの中に閉じ込めていたのはなんとブリーダーでした。
リハビリ
生まれてからずっと小さなケージの中で過ごしていた猫は、関節が固まり真っ直ぐ歩くことさえできませんでした。
身体だけでなく、心にも深い傷を負っており、精神的なケアを必要としていました。
人懐こく常に人間と一緒にいたいようなタイプの猫、狭いケージの中で、何の刺激もなく孤独に耐えながら何ヵ月も過ごしていたのかと思うと心が痛いです。
身体的なリハビリは、ウォーター・トレッドミル (水中ウォーキング) で固まった関節をほぐすことから始まりました。水の中でも怖がらずにリハビリ、足もよく動かしてお利口さんです。
ちなみに、ウォーター・トレッドミルを使ってリハビリをした猫第1号だそうです。
精神的なケアは、優しく根気強く話しかけながら何時間も人間と触れ合うことで回復を目指します。
そして、数ヵ月後には里親募集ができるまでになり、名前は「エイコーン」に決まりました。
目がイキイキしてきましたね!
本来の人懐こく明るい性格になったエイコーンには、すぐに新しい飼い主さんが見つかりました!
毛艶も良くなって、ますますハンサムになったエイコーン。飼い主さんに抱っこされて満足そうですね。
まとめ
飼育の専門家であるはずのブリーダーが、これほどまでにひどいネグレクトをするとは信じがたく許せないことです。
辛い思いをしたエイコーンが、これからは飼い主さんに思いっきり甘えて幸せな猫生を過ごして行けることを切に願います。
- エイコーンのリハビリの様子や回復後の姿はこちら。
※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
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