先住猫がいるおうちで保護猫を迎えたら…我が家の愛猫たちが家族になるまで!

先住猫がいるおうちで保護猫を迎えたら…我が家の愛猫たちが家族になるまで!

保護猫の里親となって多頭飼いに踏み切り、猫たちが仲良くなるまでにした工夫とエピソードをご紹介します。保護猫をお迎えしたいけれど多頭飼いが心配…という方の参考になればと思います。

️【私と愛猫との出会い〜渡邉麻菜花さんの体験談〜】

うちでは元々メイという名前の猫を飼っています。保護猫や里親制度についても知って、助けてあげたいという思いはありましたが踏み切れずにいました。

ある日のこと、偶然「飼い主さんが重度の猫アレルギーを発症してしまい、飼えなくなった猫の里親を探している」という投稿記事を目にしました。それからなぜかその記事が気になって、しかし先住猫との相性などが心配で躊躇していました。

夫に相談すると、夫も実は以前から里親制度について調べていたようで、「相性は心配だけど人間側で出来る工夫も沢山あるから、出来ることは全てやって幸せにしてあげよう」と言ってくれました。

そしてお相手のお宅へ訪問し、姿を見た瞬間にあまりの可愛さに夫も私もすっかり一目惚れ。抱っこしても暴れずにすんなり落ち着いてくれ、ますます運命を感じて即決しました。

お迎え当日、自宅に帰る途中にものすごい雷雨に見舞われたことから、雷=ライ、と名付けました。先住猫と合わせて雷鳴=ライメイコンビと呼んでいます。

初日のライ

多頭飼いスタート!対面までの様々な工夫

私たちはライメイコンビに仲良く暮らしてほしいと思い、沢山の文献を調べて「仲良し計画」を練っていました。対面までのステップは、つぎのとおりです。

まず、迎え入れた直後はまだ対面させず別部屋で暮らしてもらいます。最初の3日間はお互いが使っているタオルを交換してにおいを嗅がせ、においに慣れてもらいます。

そして次の3日間では、決まった時間にお互いを相手の部屋に連れて行き、探検させます。最後の4日間では、食事の時間になったらすりガラスの扉越しに食事をしてもらいます。徐々に距離を詰めつつ、姿は完全には見えないけれど、お互いの存在と食事=良い事を結びつけてインプットすることが目的です。

ライの部屋を探検するメイ

威嚇...仲良くなれるのか!?

そしてついにご対面!やはり最初はお互いに威嚇し合っていて心配しましたが、しばらくすると先住のメイのほうから近づいていき、においを嗅ぎはじめました。

そこから仲良くなるのはとても早く、すぐに一緒に遊び始めました。対面までのプロセスは面倒なことも多かったですが、そこを大切にしたことが良かったのかなと思っています。

またライとメイが一緒にいるときは、遊ぶこともご飯も、撫でることも先住のメイから始めるようにしていました。

緊張の初対面

体調管理は要注意!よく個別観察して

お迎えしてから少し経ったある日。外出から帰宅すると、どちらかが下痢をしているような痕跡がありましたが、排泄の瞬間を見ていなかったためすぐにどちらの猫の症状なのかが分からず焦ったことがありました(現在は完治しています)。

排泄物や食事の進み具合など健康に関わるものは、できれば直後に個別に様子をチェックする習慣があると、何かあっても安心かと思います。

並んでごはん

いまではすっかり姉弟!一緒に遊ぶ姿にほっこり

現在ではライメイコンビはいつも兄弟猫のように無邪気に遊びまわっています。特に心配していた先住のメイのいきいきした姿を見るたびに、お迎えして良かったと思います。

メイの意外な一面(本来は甘えん坊ですが、ライの前では抱っこや、なでなでされるのを嫌がりクールなお姉さんになります)も知ることができました。

メイにちょっかいをかけるライ

保護猫の里親になると、特に多頭飼いの場合などは仲良くなれるのか不安だったりしますよね。でも飼い主さんのちょっとした工夫や努力で、猫同士の関係もより良いものにすることができます。

保護猫をお迎えしようと考えている、特に多頭飼いに踏み切ろうとされている方の参考となり、背中を押すことができれば幸いです。

ライメイ同時抱っこ

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