なぜ手放すのか?
東京都練馬区で活動するNPO法人ねこけんさんは、「猫を手放したい」という女性に事情を聞きます。猫は2歳9ヵ月。ペットショップで購入したそうです。
なぜ猫を手放したいのか?そこが一番の聞どころです。
ズバッとねこけんさんが聞くと、飼い主の女性は「病気で…」と話しはじめました。子宮にガンができてしまい、治療のため実家のある中国に帰国しなければいけなくなったそうです。
本当なら猫も一緒に連れて帰りたい!しかし、コロナ禍で飛行機の直行便がなく、それは叶わず…。
女性は猫を託せる人を探したものの見つからず、それでねこけんさんへ預けたいと希望したのです。
行政に相談したら、「殺処分」と言われてしまった。他の団体にも声をかけたが、1つは回答なし。もう1つは終生飼育のため、かなりの費用がかかりそうだったとのことです。
「もし、託す先が見つからなかったら、どうするつもりだった?」という質問に、「帰国を伸ばしてでも探すつもりだった」と答える女性。
猫とのご対面
ワクチン接種も済ませているため、このまま預かることをねこけんさんは決めました!女性からねこけんさんに渡された寄付金は、3万円。ご自身に医療費がかかる中でも愛猫のために、多額のお金を用意されていたのです。
「病気を治して!」と女性に激励を送るねこけんさん。ここで、肝心の猫を見せてもらいます。
キャリーからひょっこりと顔を出した猫は、アメリカンカールの女の子。「イェンナイ」と名付けられた猫、心配そうに辺りを見回しています。イェンナイとは中国語で、「ココナツミルク」という意味だそうです。
彼女の性格は、人懐こく活発で遊び好き!ご飯もグレードの高いフードを食べさせてもらっていて、とても可愛がられている様子がわかります。
女性はイェンナイちゃんとの別れが寂しく、何度も泣いたそう。これだけ愛情を持って可愛がっていれば、それは当然のことだといえるでしょう。コロナがなければイェンナイちゃんは、一緒に帰国できていたのかもしれません。
ここが最重要ポイント!
ねこけんさんが、今回の件で一番訴えたかったこと。いくら可愛がっていたとしても、外国籍の飼い主さんは、こうなってしまうパターンが多いのだそうです。何かあったときに帰国しなければいけなくなり、猫を手放さざるを得なくなる。
そのためねこけんさんは「差別」と言われることもあるけれど、外国籍の方には譲渡をしていないそうです。今回のようなケースを今まで、たくさん経験してきたからこそのルールです。せっかく里親さんが見つかって幸せになったと思ったのに、また手放されてしまう猫が出てきてしまうのでは、かわいそうでしょう。
差別ではなく、本当に猫のことを考えた結果の、ルールなのです。
まとめ
たくさん愛情をもらい、幸せだったはずのイェンナイちゃん。突然飼い主さんと離れ離れになってしまい、最初は戸惑うでしょうが…きっときっと、また幸せになれます!
かわいいイェンナイちゃん、下記動画よりご覧いただけます。
- どうして?
- かわいい「イェンナイ」ちゃん
※こちらの記事は情報掲載者より許可を得て掲載しております。
掲載者名:NPO法人ねこけん
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