生きて欲しい!尊い小さな命
遺棄され保健所からレスキュー
残暑が厳しい昨年9月。熱海市内のゴミステーションに、段ボールに入れられた5匹の子猫が遺棄されました。
そのうちの3匹は引き取り手が決まりましたが、残った小さな2匹は保健所行きに…。その後、くすのきさんに救出されましたが、キジトラ子猫は9月末に短い生涯を閉じました。
「遺棄した人は許せない」「命を粗末に扱わないで」の声が寄せられる中、白黒子猫はどうにか峠を越え「宝珠ちゃん」と素敵なお名前を付けて頂きました。
保健所から引取り2匹 生後30日位 市内ゴミステーションにダンボールに入れられ5匹遺棄?
— NPOくすのき(ねこハウスTemple Cat) (@atami_kusunoki) September 17, 2021
通報をした人が1匹 騒ぎを聞きつけた人が2匹引取り 命を繋げて1番小さい2匹がくすのきへ
何度も言いますが遺棄は犯罪です❗️命を捨てないで下さい❗️#里親募集 #保護猫 #譲渡会#猫好きさんと繋がりたい pic.twitter.com/M1dW1HUioq
預かりさん宅でおうち生活を満喫
その後、宝珠ちゃんの体調も安定し、ご縁探しの第一歩として預かりさん宅へ。ご家族や先輩猫さん達とおうち生活を満喫している様子に安堵するスタッフの方々。
そして預かり期間を無事に終え、元気に戻ってきた宝珠ちゃん。「綺麗になったね!」「ハウスデビューかな」と幸せな将来を思い描くみんなの期待が高まりました。
順調に思えた矢先の悲劇
スタッフの方々の愛情を一身に受けすくすく成長。年末には美猫になったお姿を披露してくれた宝珠ちゃんだったのですが…。
宝珠ちゃんは1月下旬にFIPを発症。離乳食から育てた可愛い宝珠ちゃんを、何としてでも助けたいと高額治療の為に奔走するくすのきさん。
一方、FIP発症から3日が経過した宝珠ちゃん。肺に溜まった水を抜き少し呼吸が楽になったようですが、1.5kgあった体重はあっという間に1.37kgに…病気の恐ろしさを痛感する日々でした。
FIPと闘病する頑張り屋さん
何とか準備が整い、藁にもすがる思いで治療を開始!
なんと、投薬9日目には嬉しい変化がありました!呼吸が落ち着き食欲も復活。ぶどう膜炎を起こしている片眼も回復傾向。治療が間に合ったと涙がこぼれます。
25日間投薬の検査結果ではFIP は改善傾向、しかしコロナウイルスの数値が発症時からあまり変化がなく、体重も思うように増えていません。
投薬46日目。再び血液検査やレントゲン検査したところ、「FIPの悪化ではなくおそらくFIPの治療により免疫力が低下し、感染症を起こしたのではないか」と判明。
宝珠ちゃんはエイズキャリアのため、今後も様々な問題が起こる可能性も抱えながらの闘病になりますが、「FIP悪化ではなくてよかった!」「体調が落ち着いてくれますように」と応援の声も。
寛解の日を目指して宝珠ちゃんも一生懸命頑張っています!
まとめ
宝珠ちゃんの命は、保護してくださった方、あずかり宅の皆様や猫さん達、くすのきさんの方々が繫いできた尊い命。これから新しいご縁を探したいという矢先にFIP発症の試練に涙がこぼれます。
皆様の愛の力が奇跡を起こし宝珠ちゃんがお元気になりますように、心からお祈りしております。
NPOくすのきさんで運営している、譲渡型ねこハウス「Temple Cat」。お時間が許す限り、ゆったりと猫さんと触れ合い、ご縁探しをしてみませんか?譲渡会では緊張気味の猫さん達も、ここでは伸び伸びとした姿でお出迎えしてくれます。
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