パイプの中に猫の親子…生死をかけた救出劇の行方は?

パイプの中に猫の親子…生死をかけた救出劇の行方は?

ビルの建設現場…露出したパイプの中に猫の親子が居ついてしまいました。細く長いパイプからの「押し出し作戦」は順調でしたが、最後の子猫がはさまって身動きが取れなくなりました。子猫の命の危険もある究極の選択はいかに!?

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どうすれば…。みんな、知恵を分けてくれ!

通報・発見

建設中のビルでまだむき出しになっているパイプの中に、どういうわけか子猫が4匹居ついていました。それを知った人がロスアンジェルスの保護団体Hope for Pawsに保護を依頼。

現場に来てみると、確かに足場を組んだ鉄骨の資材がむき出しの現場に突き出したパイプから子猫が顔を出しています。

ぱっちりと目が開いて、素早く動き回れるような月齢のようにみえます。うまく保護できるでしょうか。

子猫が顔を出していたのは3階部分。このパイプは下まで伸びて、地上に口を開けています。まずは地上の開口部をふさぎ、猫たちの逃げ道をふさぎます。ロープをパイプに通して地上でタオルを丸くくくりつけ、子猫たちを下から上へ押し出す作戦です。

ロープには小型カメラも装着。パイプの奥に子猫の姿をとらえました。さきほど顔を出していた子とは別の子が、精一杯のシャーッで迫りくるカメラに威嚇しています。

パイプはストーンと地上までまっすぐに伸びるわけではないようですね。3階の最初の3mほどはパイプは横に伸びていて、その先から地上まで7mほど落下するようです。

子猫たちは横向きの部分に詰まるように入っているのです。作戦通りにグイグイと押し出すことができるでしょうか。

作戦開始。ロープを引き上げていくと、カメラは子猫を1匹ずつ映していきます。そして最後にピンク色のタオルが子猫たちを手前に押してくるはずですが…。

タオルが子猫の横をツルンッと、素通りしてしてしまいました。今日の活動はここまで。作戦を練り直し、明日に賭けます!

2日目

昨日の状況をフェイスブックに掲載すると、実に1200件を超える保護方法のアイデアが集まったそうです!その中には、タオルではなくゴムボールを使って押し出す、というのがありました。それを試してみます!

ちなみに、猫の保護にはよくケージトラップを使うのですが、これは時間がかかるんです。今回この建設工事現場では、そんなに悠長な時間をもらえなかったので、慎重にかつ素早く実行しなければなりませんでした。

早速、青いゴムボールがパイプを上がってきます。

そしてボールが子猫たちにぶつかりました。タオルのように変形はしないので、パイプとのすき間が十分小さければ一番奥の子猫から順に押されて前進してくるはず…。

子猫たちがジタバタしながら出口に向かって前進してきました!

パイプの上にはネットをはって、飛び出す子猫を確実にキャッチしようと待ち構えます。

こうして1匹ずつ押し出してはネットで捕まえてを繰り返し、ようやく「ポエニー」、「カメリア」、「マグノリア」と名付けられた3匹の子猫を保護しました!

マグノリアは女性職員の手をガブリと咬みます。流血しても放さずにクレートに放り込みます。

最後の4匹目の子猫、パイプの中からギャオゥ、ギャオゥと鳴き始めました。ウォーンと悲痛な叫び…。

再度カメラを入れてみると、子猫が詰まっています。ボールとパイプのすき間にはさまってしまった様子。白目をむいてしまっています…!思わず出た言葉「マズイな…。」

上から引っ張っても下から引っ張っても、子猫の体はボールからはずれない!ヒモがからんでいるのかもしれません。「下まで一気に引いて!」その指示で地上の職員が子猫もろとも、ボールを引き戻します。

7m以上を落下させるのです。子猫は無事!?

まずいことが起きました。地上から引っ張っていたヒモが、子猫の下側でプツリと切れてしまったのだとか…!つまり子猫を下まで降ろすことはもうできません。子猫はパイプの横向きの部分でまだゴムボールと一緒に詰まっているんです。これは子猫の命が…。

カメラは子猫の姿をとらえました。生きてる。生きてるけどボールを上に引っ張ると、体が圧迫されつぶされそうです。いくら猫が軟体でも、タオルと違ってこれは…。

どうしましょう。時間がたつほどに、子猫は呼吸困難におちいるでしょう。1秒も無駄にできません。職員たちが焦っています。

彼らは賭けに出ました。できることは1つだけ…やはりボールを引き上げるのです。子猫の体、頭の骨がボールとパイプにつぶされないことを信じて…。

子猫の表情がゆがみ、絞り出すような悲鳴があがります。ボールが子猫の横からポン!とはじかれて上にジャンプ。取れました!

そして子猫はまだ無事のようです。

それから

ボールをいったん取り、仕切り直してまた下からボールを上に引き上げます。さきほどと同じ方法。今度は挟まらずにうまくいくのでしょうか。

他の3匹は大人しくクレートで待っています。4匹そろって保護できる?そして忘れてはいけない、母猫は?…全ては動画が物語ります。

ちなみに4匹目の子の名前は「コスモス」、母猫は「サクラ」。手に汗握る保護動画をご覧ください。ちょっと長めですが、できれば全部見てほしいですね。

※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
 掲載YouTubeチャンネル:Hope For Paws - Official Rescue Channel

Hope for Paws

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