️お外で10年!全盲の猫を保護
全盲の猫、十年間のノラ猫生活
2021年6月。熱海のNPOくすのきさんに全盲の猫が保護されました。キジトラの男の子。全盲のハンデがありながら、お外で10年も暮らしていました。
目が見えないのに、どのようにして外で生活していたのでしょう?ゴハンをくれる人はいたようです。それでも台風の日もあれば、人間や他の強いオス猫に追われることだってあるでしょう。
身を守るための抜け道、隠れ家、安全な時間帯など、不自由な目で必死に探したと思うと切なくなります。
全盲のフトシくん お外で10年 ご飯をくれる方が居なくなったらしく保護 1人で餌やりしてるとこんな風に取り残される 地域猫として皆で世話し見守る そうしないと同様の事が起きる 見て見ぬふりはしない!#NPOくすのき #里親募集 #保護猫#猫好きさんと繋がりたい #熱海 #猫カフェ #Templecat pic.twitter.com/LJoTH9JjxF
— NPOくすのき(ねこハウスTemple Cat) (@atami_kusunoki) June 20, 2021
大ピンチ!からの保護
フトシくんのエサやりさんは1人だけでした。ときどき会えない日もありましたが、あるときぱったり来なくなってしまいます。いつもの場所で聞き慣れた足音を待つ以外、フトシくんに何ができるでしょう?フトシくん、10年目の大ピンチです!
今日は会えるかな…お腹が空いたな…日に日に弱っていくフトシくんを、NPOくすのきさんが保護してくれました!
すぐに手厚いケアを受け、フトシくんは元気を取り戻して行きます。
もともと穏やかな性格のフトシくんは、シェルターの他の猫とも仲良くなりました。子猫の毛づくろいをしてあげる様子からは、優しさがにじみ出る性格の良さです。
別の猫の写真を撮ろうとシャッターを押したところ、フトシくんが絶妙なタイミングでフレームインすることも。
案外オトボケなところもあるのか…そんな素の性格が出てきたことが、微笑ましくも嬉しいです。
まとめ
10年間もお外で生き抜いたフトシくん。全盲ならではの辛さは想像にあまります。これからはNPOくすのきさんのサポートで穏やかな毎日を過ごし、本来のフトシくんらしさを取り戻して欲しいと思います。
愛嬌のあるフトシくんが優しいご家族に愛されたら…弱い立場、小さな命にも自然と助けの手を伸ばせる社会であって欲しい、と望まずにいられません。
最後になりましたが、飼い主さんもエサやりさんも、1人で猫の世話をしている場合は「もしも」の準備が大切だと思わせられる案件でした。
※こちらの記事は情報掲載元の団体より許可を得て掲載しております。
団体名:NPOくすのき
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熱海伊豆山の土砂災害
2021年、伊豆山の土砂災害でNPOくすのきさんは、被災地の動物保護に力を尽くされました。今もくすのきさんの活動は続いています。サイトを訪れてNPOくすのきさんを応援しませんか?1クリックで拡散するだけでも助けになります。
【支援金収支報告】
— NPOくすのき(ねこハウスTemple Cat) (@atami_kusunoki) September 6, 2021
救えた小さな命は147
全国の皆様からの温かいご支援に心から感謝いたします。
残金は被災動物の一時預かり施設の維持管理及び医療費用等に使わせていただきます。
被災地が日常を取り戻すその日まで引き続き頑張りますので宜しくお願いいたします。#伊豆山土砂災害#被災動物 pic.twitter.com/XqWkBCL07B