24時間体制の子猫保育所…その懸命な保護活動の実態とは?

24時間体制の子猫保育所…その懸命な保護活動の実態とは?

アメリカで最大級の動物保護団体では年間数千匹の子猫を保護し、ケアしています。特に忙しい“子猫の季節”の施設の様子をご紹介します。

動物保護団体に保護される数千匹の子猫たち

子猫の季節

“子猫の季節”とは春から夏にかけて猫が出産する季節であり、全米の動物保護施設などに行き場のない子猫たちが殺到する時期でもあります。

24時間体制の保護施設

動物保護団体の中でも最大級である、サンディエゴ・ヒューメイン・ソサエティ (San Diego Humane Society) の子猫保育所は2008年に設立されました。

新生児期の子猫は24時間体制のケアを必要としますが、以前は十分な対応ができる施設がなく、悲しいことに多くの子猫たちが安楽死させられていました。

保育所の日常

今回は、保護猫活動でお馴染みのキャットマン・クリスさんが、この施設の様子を紹介してくれています。まだ目も開いていない生後数日の子猫たちのお世話も含め、保育所のスタッフは一日中大忙しです。

まだ生後数日と見られる数匹の子猫たちが、ケージからトレーに移されました。

そして、刺激して排泄を促したり…。

哺乳瓶でミルクを与えたり...

ブラッシングは歯ブラシで♪

歯ブラシと比べると、この子がどれくらい小さいかよくわかりますね。

たくさんの子猫を預かる施設では、どのようなケアがなされたか1時間ごとにきちんと記録されています。母猫に代わり、必要なお世話を24時間体制でやってくださるスタッフさんたちに頭が下がります。

固形物が食べられる子猫ちゃんたちが仲良くお食事中。

お風呂の時間、お利口さんにしていますね。

綺麗にしてもらったら、大きなケージの中でお昼寝でしょうか。

まとめ

保護される子猫は年間数千匹...とてつもない数字ですね。野良猫にTRN (捕獲して、去勢して、居た場所に戻す) を施すことが重要であることを改めて考えさせられるお話です。

さらに、キャットマン・クリスさんは「猫を飼いたいと思ったらペットショップに行くのではなく、施設から引き取ることを考えてください」と呼びかけています。

1匹でも多く救われ、幸せに暮らせますようにと切に願います。

  • 子猫保育所の様子はこちらから。

※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
 掲載YouTubeチャンネル:Cole and Marmalade

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