【私と愛猫との出会い〜弥生ひつじさんの体験談〜】
私は元々どちらかと言うと犬派で、猫を飼いたがっていたのは夫でした。なので猫を飼うことは初めてのことばかりで、かなり戸惑いがありました。
保護猫を迎えたかった理由は、やはり経済的な部分が大きいです。保護猫はペットショップからお迎えするよりも初期費用が安価で済むからです。それに「一匹でも命を救えるのなら…」という思いも強かったです。
譲渡会の帰りの車では一つの命を育てるという責任を感じながら、とても緊張していました。膝の上のダンボールの中で眠っている小さな命の温かみを今でも覚えています。
動物病院へGO
猫をお迎えした後で大変だったのは、早めに動物病院に通う必要があったことです。お腹の中に寄生虫、耳にダニがいたのです。
寄生虫は、背中に垂らす液体の薬で1週間ほどで駆除しました。耳のダニは、液体の薬を耳に垂らして洗浄し、拭き取ってあげることを毎日繰り返して1、2週間でキレイになりました。
保護猫は場合によっては病気を持っていることもありますので、家に迎えて3日から1週間くらいたって少し落ち着いた頃、一度動物病院で診てもらうと良いと思います。
猫って本当にかわいい!
眠っている愛猫の姿を見ると、癒された気持ちになります。ウチは子どものいない家庭なのですが、愛猫は本当の子どものような存在です。
家族との共通の話題ができたり、ふとした時の猫のしぐさに家族で笑い合ったり…。愛猫は家の中を和やかな雰囲気にしてくれました。
愛猫の変化
家にお迎えした時は痩せていて猫というよりキツネっぽい見た目だった愛猫も、今では立派なふっくらした猫になりました。
愛猫は自分の名前や「ごはん」「おやつ」などの言葉を覚えたようです。呼ぶと寄って来たり、「〜?」と語尾を上げて話しかけると鳴いて返事したりすることもあります。構ってほしいときは自分から寄ってきて鳴く時もあります。
保護した当初、愛猫は私達飼い主の足元ばかり見ていたんですが、最近では私達の顔をよく見るようになりました。人が人の顔を見て話すように、猫も人の顔を見て何か感じ取っているのかもしれませんね。
猫がくれた幸せ
私は猫を飼うまで、猫がこんなにもかわいくて愛おしい存在だとは知りませんでした。猫を飼って良かったと、心から思います。
世の中で猫がもっともっと愛される存在になってほしいです。猫を棄てたり、虐めたりする人が減りますように。