【私と愛猫との出会い〜ssksさんの体験談〜】
今回は、私が一番最初に偶然が重なって出会った保護猫のお話です。
突然の出会い
今から4年前、私は家から離れたところにある自転車屋さんに行きました。お店に入ってしばらくしたら、どこからか「ニャーニャー」と子猫の鳴き声がしました。え!と思った私は自転車どころではなくなり子猫探しを始めました。
お店の中ではないとわかり外に行くと、大雨の中お店と壁の間で必死に鳴いているびしょぬれの子猫を発見。
今思えばいつから鳴いていたのか、どうしてあんな所に1匹でいたのか。考えると胸が痛くなります。自転車屋さんの店員にもすごく腹が立ったのを覚えています。あんなに店内にまで声が聞こえているのに無視できるのかと…。
そこから子猫を発見したはいいものの、狭いところにいるということと、怖がって逃げてしまうということで
一人では保護はできない!と思い、一旦自宅へ帰り旦那を連れて再びその場へ!
旦那と協力し、なんとか捕まえることができたのでそのまま動物病院へ行きました。まだ手のひらサイズの黒猫。黒豆のようでした。びしょぬれでしたが、いたって健康でご飯もものすごい勢いで食べてくれて、今でもあの時のなんともいえない感情は忘れません。
新しい真っ黒な家族
自宅では犬を2匹飼っていたため、少し心配もしていましたが見事に親代わりをしてくれてほんとに助かりました。トイレなども見様見真似で覚えてくれてトイレの失敗も一度もありませんでした。
とても利口な子で、一緒に生活を始めて苦労した記憶が今思えばまったくありません!
初めて好きになれた猫
実はいうと旦那は猫が苦手でした。その点で一緒に生活していけるかという少しの不安もありましたが、そんな旦那も今じゃメロメロで猫も私より旦那に懐いてるほどです。
猫に躾はできないと私は思っていましたが、旦那がその子におすわりや待てなどを覚えさせてくれて、猫って躾できるんだ!とびっくりさせられました。
旦那曰く、初めて猫を好きになれた、かわいいと思えたらしいです。旦那をも魅了してしまう黒猫恐るべし!
ミックス(雑種)は世界でたった1匹だけ
よく純血種が欲しいと耳にします。脚が短い、耳が折れてる、小さい、大きい、品種改良された純血種ではそういった特徴の子が人気ですよね。保護猫の場合は、9割ミックスだと思ってください。
ですが、ミックスにはミックスだけの魅力、かわいさがあります。性格だったり、見た目のかわいさであったり、なんといっても柄がみんな違います。そっくりな子もいますが少しの違いがあったりするので、その子は世界でたった1匹のミックスなんです。
私が保護した黒猫は真っ黒かと思いきや、お腹に少し白い模様と前脚にはペン先でチョンって書いたような
ぱっと見ではわかりずらい白い部分があります。病院の先生にはここだけ塗り忘れたのかな?と言われます。
純血種にはないミックスの魅力やおもしろさがあるので、純血種にこだわらずにミックスの魅力を見つけてみるのもおもしろいと思います。
家族を待ってる保護猫がたくさんいます
猫を迎えたいなぁと考えている方に、ぜひ保護猫という選択肢を増やしてほしいと思い、今回私自身の体験をお伝えしました。
海外のペット先進国では、ペットショップやブリーダーがなく、犬も猫も基本保護施設からという国もあります。それに比べて日本はまだまだで、殺処分されてしまう命もいまだにたくさんあります。
無駄な命などないのですから、殺処分される命をなくすためにもペットショップやブリーダーから猫を買うのではなく捨てられている猫、保護施設で家族を待っている猫、野良猫、そういった保護猫という形で家族を迎えるということを考えてみてください。
そういった行動が不幸な子達を減らせる、なくせることに繋がります。ぜひ保護猫という選択肢を。