駐車場に身を潜める猫家族……困難な保護活動の結末は?

駐車場に身を潜める猫家族……困難な保護活動の結末は?

猫の親子が駐車場の茂みに居ついています。今回の保護活動で使う道具は、ヒモを引いて支えをはずし、ケージを落とす昔ながらのもの。すばしこい猫たちをうまくとらえることができるでしょうか?

一瞬のチャンスを逃さずにヒモを引く!

通報・発見

駐車場に居ついた猫の親子の保護依頼を受けて、ロスアンジェルスの保護団体Hope for Pawsがやって参りました。

通報者はこの茂みで猫に食べ物をあげているそうです。子猫たちが固まって寝ています。

保護、失敗

目が覚めて人の気配を感じると、子猫たちはいっせいに茂みの奥に隠れてしまいました。

よく見ると、母猫とともに背の低い木に登ってからみ合った枝の中に隠れています。1人が木に登ってつかまえようと試みますが、無理でした。

2日目

この日はあきらめて、作戦変更。翌日にケージトラップを仕掛けました。ケージを斜めに支えて持ち上げて、猫が下に入ったらヒモを引いて支えを抜きケージを落とすという、昔ながらのトラップです。

食べ物のにおいにつられて、白っぽい子猫が出てきて食べ始めました。続いて灰色っぽい子も。茶トラも向こうから来ましたよ。ここは辛抱、辛抱。

4匹が完全にケージの下に入っていることを確認して、一気にヒモを引っぱりました!

ガシャン!子猫たちは同時に一瞬宙を舞い、ケージの中でジタバタと暴れます。成功です!少しでも落ち着かせようと、上から大きなタオルをかぶせて暗くしました。

次は母猫の番。同じ手が使えるでしょうか?

ケア

病院でみんな身体検査をしました。子猫たちそれぞれ診察台で素手で持たれています。あきらめたのか?大人しくしてくれました。

それぞれの表情、動画でご覧ください。「ジョシュア」、「マグノリア」、「ドッグウッド」、「アスペン」と名づけました。みんな植物の名前です。

みんなお風呂に入れられて、すっかりリラックス。ドッグウッドとマグノリアに耳のあたりを同時にグルーミングしてもらって得してるのはアスペン。ぐっすり眠り込んでいる茶トラがジョシュアです。

ドッグウッドは「スノーシュー」という種類の猫のようにも見えますし、茶トラ、三毛、灰色と、とてもカラフルな子猫たちです。どうしてひと腹の子猫たちがこうも色々になるのか、ご存知ですか?興味があったら、調べてみてくださいね。

母猫は

長毛種の母猫は、飼い猫としては幸せに暮らせない筋金入りのノラ猫でした。そこでTNR対象になり、避妊とワクチン接種を済ませ、縄張りの駐車場に放しました。

通報者がこれからも食べ物を与えてあげるそうです。強くたくましく生きてね。子猫たちもきっと、家庭の猫として幸せになりますから。

※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
 掲載YouTubeチャンネル:Hope For Paws - Official Rescue Channel

Hope for Paws

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