命の危機と隣り合わせの地域猫…困難な保護活動の行方は?

命の危機と隣り合わせの地域猫…困難な保護活動の行方は?

東京都府中のNPO法人府中猫の会さんは地域猫のお世話も行なっています。今回、2匹の地域猫たちを保護することとなりました。捕獲器には入らない猫たちのため、捕獲には少し工夫が必要となります。果たして無事に捕まってくれるのでしょうか?

捕獲器に入らない猫の捕まえ方

餌付け作戦

東京都府中のNPO法人府中猫の会さんは、ある現場に残った2匹の猫たちを保護することに決めました。監督さんが引き受けるそうです。そのため、ペットが飼える物件へと引っ越しました。

猫たちを捕獲するため、今回は中ケージを使います。捕獲器に入ってくれない猫の場合はこちらが適しているよう。ドアには紐が取りつけてあります。

中ケージの中で餌付けを行い、慣れてきたころに捕獲する作戦です。近くにいた地域猫と一緒に練習します。警戒する地域猫…。

ケージの外ではおやつを食べますが、中に置くと入ろうとしません。地域猫との練習は、残念ながらあまりうまくいかなかったようです。

いざ、実践!

中ケージでの捕獲ノウハウを覚えて監督さん。あとは実践あるのみです!

夜、捕獲対象の猫たちがいる場所へ中ケージを設置します。猫たちがやってきましたが、見慣れないケージに警戒している様子です。ひとまずは慣れさせるため、餌付けを行います。

捕獲成功の日

捕まった2匹

約2週間後、ようやく無事に2匹が確保されました。ケージに閉じ込められ戸惑いますが、そんな猫たちに優しく声をかける監督さんです。これでもう寒い思いをして危険な外で暮らすことはなくなります。

監督さんのご自宅にて

監督さんの自宅に移送された2匹。トラちゃんとハテナちゃんです。

翌日代表さんが訪ねると、寄り添ってケージの中に座る2匹。まだ警戒が解けない様子です。

昨日の夜はずっと鳴いていたというトラちゃん。元いた場所に帰りたいのかもしれませんが、家の中の快適さを知れば、伸び伸び暮らしてくれることでしょう。

2匹の名前の由来は、トラちゃんはトラ猫のためそのままです。ハテナちゃんはよく首を傾げるのだとか。その様子からだそうです。

今回の保護に至った経緯は、トラちゃんが道路を渡って遊びに行っていたのを見かけたからだそう。そこは車がスピードを出すところで、いつひかれてもおかしくない場所でした。気が気ではなかった監督さん。

取り返しがつかなくなる前に保護できて、本当によかったです!

まとめ

地域猫とはいえ、その暮らしは決して快適なものではありません。ご飯やトイレの面倒はみてもらえるものの、いつ事故や喧嘩や虐待に巻き込まれ、命が危険にさらされるかわからないのです。トラちゃんとハテナちゃんは優しい監督さんに保護され、幸いでした。

これからは安全な家の中で、大切にされながら暮らしていくのです。

2匹の捕獲の様子は下記動画でご覧いただけます。できればチャンネル登録を!それが過酷な外で暮らす猫たちへの支援となります。

  • 中ケージ練習

  • 無事確保!

※こちらの記事は情報掲載者より許可を得て掲載しております。
 掲載者名:NPO法人府中猫の会

NPO法人府中猫の会

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