6メートルの溝に落下した猫……困難な救出を打開した方法とは?

6メートルの溝に落下した猫……困難な救出を打開した方法とは?

パニックに陥って店舗の屋根裏にかけあがり、そこから壁際の狭いすき間を6メートルも落下し深みにはまった猫。消防隊員もお手上げの困難な救出に、保護団体は成功するでしょうか?

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4日間の試練に耐えた猫

通報・発見

花屋さんで一大事。4日前に店主が見ている前で突然起こりました。

猫が店の中に走り込むと大慌てで店舗の屋根裏へとかけあがり、今度はそこから6メートルも落下し、壁と壁の間のすき間にはまってしまったというのです。猫はパニックに陥ると、とんでもないことをしでかしがちですね。

救援要請を受けたロスアンジェルスの保護団体Hope for Paws(ホープ・フォー・ポーズ、HFP)がかけつけました。

実はすでに消防隊員にも現場を見てもらったのですが、時に窮地にある動物の救助もしてくれる彼らにしても、今回のケースはお手上げだそう。HFPが最後の頼みの綱です。

店の男性がそのすき間を見せてくれました。

「ここをずっと下まで落ちちゃったんですよ。」

すでに4日間もたっているということで、猫を救うためには一刻の猶予もありません。

やっと猫を目視。猫を長い棒で押したり、必死に作業をしているのですが、カメラはまだ猫の姿をとらえていないので、どこがどうなっているのかわかりません。

また棒で猫を押している様子。そうこうしているうちに、男性が叫びます。「来てるよ、来てるよ、来てるよ。このすぐ下だ!」すると…

「ニャーン…ニャーン」

6メートル、かなり深いです。どんな手を使う?

救出

かつて、地中深く伸びる細長い管の中から子猫を救助した経験があります。その経験をいかして作業。

長いワイヤリードの先の輪を猫の首にひっかけたいのですが、狭い空間と6メートルの距離は一筋縄ではいきません。

色んな声を出して猫の注意を引き、猫が上を見上げたタイミングで見事に輪を首にひっかけたようです!

そのまま吊り上げるのは首の負担が大きく危険なため、リードで猫を確保した状態で、長い棒の先についた網ですくいあげることに。

本当に狭くてやりにくそう。でも何とか猫を網の中に入れました。壁伝いに持ち上げます。網を壁に押し付けて、猫が落下したり逃げ出したりしないように注意です。

あがってきた猫をがっちりつかみました!黒っぽい顔が見えますか?

「ニャーン」猫はひと声鳴きました。喜びの声でしょうか。「生きてるよ!」あるいは、「ありがとう」?

猫は助かったことを理解した様子。キャリーケースに入ると、盛んに鳴き始めました。

多少脱水症状があるようですが、しっかりした声は、生きる力が十分にあることを物語っています。大成功!チームは喜びにわき立ちます。

そんな中、「そういえば明日はヴァレンタインデー」ということで、猫を「ヴァレンティナ」と名づけました。

空きビンに水を入れて差し出すと、ヴァレンティナは迷うことなく水を飲み始めました。

ケア

病院に到着。幸いヴァレンティナは落ち着いています。抵抗する気力も体力もないのかもしれません。

診察台で差し出された食べ物を夢中で食べました。3日間飲食できないと、猫の肝臓にダメージが残る可能性があるそうです。

幸いヴァレンティナは点滴を2、3日続けた結果、深刻な後遺症をまぬがれました。

体をふいてもらうヴァレンティナ。「ニャア」と鳴く声は、心なしか安心感が漂っているように聞こえます。

それから

HFPはさっそく、付き合いのある一時預かり施設に今回の保護の情報を共有しました。するとすかさず、「シャム猫を飼いたいという人がいる」というのです!なんと!

動画の最後は、すでに里親さんの自宅で転げまわって遊ぶヴァレンティナが。ひざに抱かれてくつろぐ姿は、まるでずっとここの子だったかのようです。

救出した猫がすぐに幸せ街道まっしぐら。苦労がむくわれましたね。動画をどうぞ。

※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
 掲載YouTubeチャンネル:Hope For Paws - Official Rescue Channel

Hope for Paws

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