両目まぶたが癒着した子猫…懸命な治療がもたらした結果は?

両目まぶたが癒着した子猫…懸命な治療がもたらした結果は?

2021年10月、熱海市で両目のまぶたがくっついた子猫が保護されました。まさか生まれてからずっと暗闇の中にいたのでしょうか?小さな子猫のために、NPOくすのきさんが救護活動をスタートします!

️暗闇の中に生きる子猫をレスキュー

ひとりぼっちの子猫、両目はひどい炎症!

2021年10月9日、熱海市のNPOくすのきさんが保護したのは、まだ300グラムの小さな子猫。両目ともひどい炎症で上下のマブタがくっついたままです。

ノラ猫お母さんが食うに困って子猫も弱ってしまったのか、もしや生まれてから一度も目が開いていないのかも…。ともかく治療!と、くすのきさんは子猫の入院治療に踏み切りました。

うっすら開いた目に希望は見える?

緊急保護から5日後、子猫のまぶたが少しだけ開きました。まだまだ目の腫れが目立ちます。辛そうな瞳に、視力はあるのでしょうか?獣医さんの診察では眼球は無事との見立てです。希望をつないで、集中治療が続きます!

さらに5日後の10月19日には眼球が少し見えるようになりました。半分ほど開いたまぶたの下に、出番を待っているようなクリっとした瞳。眼球を保護する白い膜(「瞬膜(しゅんまく)」と言うそうです)も見えます。もっともっと良くなって〜と祈らずにいられません。

自分の光を見つけた子猫

11月8日、ついに子猫が退院の日を迎えました。ぴったり閉じていたまぶたは開いて、光の方を向いています。この1ヶ月で身体も大きくなりました。子猫っぽいポヤポヤの毛は、キジトラらしいシュッとした毛並みになっています。

実は視力はとても弱く、ほぼ無いレベルです。つらい現実ですが、うっすら光を感じる程度とのことです。

それでも身体の健康は獣医さんのお墨付きです。入院生活から自由になって、シェルター内を探検して回る子猫ちゃん♪「新入りかい?」と顔を寄せる先輩猫さんに猫パンチを繰り出すことも(笑)

視力が弱くたって、元気な身体に好奇心いっぱいの子猫。これから沢山のことを覚えるでしょう。この子が暗闇の中、ひとりぼっちで飢える生活から助け出されて、本当によかった!

目が見えない猫は不幸?

子猫に「ヴァロ」君という名前がつきました。フィンランド語で光という意味だそうです。素敵な名前ですね♡

目が見えなくても危ないもののない室内なら、猫は安心して暮らせます。家具の配置だって覚えます。小さかったヴァロ君の中に宿る光が、くすのきさんのレスキューで輝き始めました。この光を愛おしんで「ヴァロ君と一緒がいい」と選ばれる日が待ち遠しいですね。

ヴァロ君の応援隊、くすのきさんのサイトでぜひ続報をチェックしてみてください!

※こちらの記事は情報掲載元の団体より許可を得て掲載しております。
 団体名:NPOくすのき

NPOくすのき

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