人懐こく、おしゃべり
通報・発見
屋根の上から助けを求めて鳴く猫のレスキューに、ロスアンジェルスの保護団体Hope for Paws(ホープ・フォー・ポーズ)がやってきました。
建物はガソリンスタンドのようにも見えます。火事で焼けてしまい、そのまま放置されているそうです。夕方に到着しましたが、猫の声は聞こえず姿も見えないうちに、暗くなってしまいました。はしごで屋根に上がることにしましたが、火事でもろくなっているかもしれないので要注意です。
ここで初めて猫の声が。ミャオウ!だんだん声が近づいて来て…はしごの間から顔を出しました!
レスキュー
大きな声で鳴く猫の元へ、カメラや懐中電灯、ケージを1人で抱えてのぼって行くのも大変です。幸いだったのは、猫が人に慣れていること。逃げずにその場にとどまってくれました。どうしてここにいたのかは不明です。
「やあ!こんな所でどうしたの。」と声をかけると、それに答えるように「ニャァ」。
「早く降ろしてよー!」と訴えるように身を乗り出してくる三毛。「ちょ、ちょっと待ってね~。」
ぐいぐい来る猫に話しかけながら、おなかに手を当てて見ます。三毛猫=たいていメス=妊娠あるいは子育て中の可能性、を確かめるためです。子猫は…いないね。
猫を「バブルス」と名づけます。おしゃべりなバブルス、全く警戒心がなく、この人の飼い猫みたい。笑
だけどケージに入るようにうながしても、手元に寄って来ては頭をすりつけるばかり。
「入って、入って」と後ろから押し込みました。笑
さて、このケージを降ろすのが大変です。慎重に、慎重に。猫は相変わらずミョォン、ミョォン、と鳴きながら、降りてきました。
ケア
病院では再度、授乳中でないこと、マイクロチップが埋まっていないことを確認。
診察台でもバブルスの態度は変わりません。なんて落ち着いているんだ、この子は!その場でごはんも食べ始めました。
好奇心旺盛なハスキー犬が寄って来てもへっちゃら。警戒音を出しているのは、人間の方です。
これまでに何百匹もの猫たちと接してきたこの人も、「今までに出会った猫の中でも最高にすごい子!」とお墨付きです。
火事現場のススのにおいがまとわりついた体を洗っても、「何よー、もういいでしょうー!」と文句を言うぐらいで、全く動じませんね。ドライヤーで乾かす間も、イャーン、イャーン、と言うばかりで、暴れたり逃げることもありませんでした。さ・す・が。
それから
こんな並外れた度胸と愛嬌をあわせ持つバブルスですから、しばらくして里親さんに引き取られたのも、うなずけます。
人にも先住犬にもまったくためらわずになついて、もうずっとここで暮らしていたような貫禄を見せるバブルス!
遊び心もあって、飼い猫として100点満点~。堂々とかわいらしいバブルス救出の動画をご覧くださいね。
※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
掲載YouTubeチャンネル:Hope For Paws - Official Rescue Channel
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