交通事故で深傷を負った2匹の猫…懸命なケアに応える姿に涙

交通事故で深傷を負った2匹の猫…懸命なケアに応える姿に涙

北海道のNPO法人 猫と人を繋ぐツキネコ北海道さんは、交通事故にあってしまった猫の保護を何度も行っています。下半身不随になるケースが多く、介護が必要になることもあるのです。今回はそんな猫2匹のお話。野良猫の現状を見てみてください。

保護当時の様子

「糸」ちゃんは、推定2歳の猫。担当した北海道のNPO法人 猫と人を繋ぐツキネコ北海道の瀬棚支部のスタッフさんが糸ちゃんを運ぶ間、ずっと中島みゆきさんの「糸」という歌が頭の中で鳴っていたため、命名されました。

交通事故にあったようで動かない後ろ足を引きずり、なんとか路肩にある縁石に上半身を乗せた状態で見つけられました。背骨が折れてしまい、手術も不可能とのこと。

暑い日でコンクリートは熱を持っていました。糸ちゃんの息も上がっていたようです。後ろ足が動かないため自由に動けず、涼しい場所への移動が思うようにできなかったのでしょう。

見つけた保護主さんは自分では飼えないため、中途半端に助けるのはよいことなのか悩んだそうです。ですがたまたまツキネコ北海道の棚瀬支部に知り合いがおり、すがる思いで相談を持ちかけました。

保護主さんはすぐ動物病院へ連れていくよう指示されたよう。急いでかけつけたものの、数件の病院では断れられてしまったそうです。やっと対応してくれる病院が見つかり、糸ちゃんは無事応急処置を受けられました。

圧迫排尿

糸ちゃんは、自力では排尿ができなくなってしまいました。そのため、人の手を借りての「圧迫排尿」が必要です。腹部を押して、強制的に排尿させます。

一時は血尿が出てしまったようですが、時間が経つにつれキレイになっていったそうです。

かまえちゃん

糸ちゃんと同じく、交通事故によって下半身付随となったかまえちゃん。保健所に収容され、通常であれば殺処分されてしまうところでした。ですがとても甘えん坊なかまえちゃんをみて職員さんが、殺処分だけは避けてあげたいとツキネコ北海道さんに保護依頼をしたのです。

スタッフのエミさんが里親になり、面倒を見始めました。ただ、かまえちゃんは不随の足が治りかけるたびに噛むなどして自傷行為を行います。そのため、断脚することになってしまったのです。

ですが断脚後は穏やかになり、のんびり暮らすようになったそう。後ろ足がなくても階段を登ってしまうほどパワフルだそうです。動かない足が、気になってしかたがなかったのかもしれませんね。

糸と子猫

糸ちゃんは、子猫のお世話をかいがいしくするとても優しい猫です。捨てられていた子猫がそばにくると、舐めて可愛がります。お互い辛い境遇を経験してきたので、もしかしたらそれがわかるのかもしれません。

そばで糸ちゃんと子猫の様子を見ているドリカムちゃんが、羨ましそうな表情をしているのが可愛いです。糸ちゃんに優しい飼い主さんとの赤い糸がつながるよう願うツキネコ北海道のスタッフさんたちです。

まとめ

毎年、大変な数の猫が交通事故によって命を落としています。車と直面した猫は、突発的なケース以外にも、恐怖のあまり身動きが取れなくなってしまうことで逃げ遅れてしまうことも多いのだそう。

車を運転する人は、どうか住宅街など予想外の往来が考えられるエリアでは通常よりも気を配り、速度を落とすなどの配慮を。また、猫を迎えた飼い主さんは必ず不妊・去勢手術を行いましょう。

人間が思うよりずっと猫の繁殖力は強いものです。想定外の繁殖を繰り返し世話をし切れない数になるのを防ぐことが、しいては野良猫を増やさないこと、交通事故で亡くなる猫を生み出さないことに繋がるのです。

糸ちゃん、かまえちゃんら可愛い猫たちの様子は、下記動画よりご覧いただけます。できればチャンネル登録ください!それが猫たちへの支援につながります。

※こちらの記事は情報掲載者より許可を得て掲載しております。
 掲載者名:NPO法人猫と人を繋ぐツキネコ北海道

NPO法人猫と人を繋ぐツキネコ北海道

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