すごい保護の腕前
通報・発見
公園に捨てられた猫がケガをしていると、ロスアンジェルスの保護団体Hope for Paws(ホープ・フォー・ポーズ、HFP)が保護依頼のeメールを受け取りました。メール送信者によると、3カ月以上はそこに居ついていて、最近、足を引きずっているのに気づいたそうです。
HFPの猫担当、ジョアンとその友人が2人で早朝に出動です。実はすでに1度、ケージトラップでで捕獲に失敗していました。今回は、木の根元で眠っている猫にゆっくり近づいて、投網(とあみ)作戦です。画面左からジョアンが網を抱えて近づいています。そしてこの時、寝ていた猫は音に気づいて「ハッ」と頭をもたげ、警戒しています。
一歩前に出たジョアンの足元で、枯れ枝がパキッ。猫は振り返ります。ジョアンは再びその場に静止、でももう、猫を止めることはできません!飛び出した!
ジョアン走って追う!どうなったの!?
カメラを持った友人が急いで移動しながら、「ナイス!」と一言。つ、つかまえた?
つかまってるー!ケガをしているとは言え、素早く動ける猫を投網で捕獲、すごいな、ジョアン。
恐怖のどん底に突き落とされ中の猫に毛布をかぶせ、爪と牙に注意しつつ、ケージに入れました。
名前は「バート」です。
「終わった…」
終わってないよバート、これからよ!
ケア
バートの足は、古いケガが原因で骨が変形してしまったのだとわかりました。手のほどこしようがありません。使えない足を温存するより切断する方がよいと判断されました。
あれ、エリザベスカラーを装着したバート、心地よさそうに丸まって、素手でなでられていますよ。ここまで一気になじんじゃった!笑
それから
足を1本失いましたが、バートはいたって平穏です。すっかり飼い猫の表情を取り戻しました。
手術後の療養中、子猫の「ピウス」が保護されてくると、バートとピウスは大の仲良しになりました。ピウスもまた、治療できない足のケガを負っていて、3本足になったのです。
一緒に回復するバートとピウス。お互いに支えになったでしょう。そして1年後、なんと~。2匹一緒に引き受けてくれる里親さんが現れて、大ハッピーエンドを迎えたのです。成猫の引き取り手を見つけるのは、子猫以上に難しいもの。本当によかったです。
最後はたわむれるバートとピウス、そしてものすごーく甘えん坊なバートの映像。よかったよ~。
動画をどうぞ!
※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
掲載YouTubeチャンネル:Hope For Paws - Official Rescue Channel
Hope for Paws
▼▼ 公式サイトはこちら ▼▼
https://www.HopeForPaws.org
▼▼ Facebookページもあります ▼▼
https://www.facebook.com/HopeForPawsCalifornia