皮膚炎で痒みに苦しんでいた猫を保護
通報
オーストラリアのRSPCAクイーンズランドに、ひどい皮膚病にかかった猫がいるとの通報がありました。
インスペクターが駆けつけると、ひどく痩せて皮膚がボロボロになった猫がいました。しきりに掻いていますね、痒くてたまらないのでしょう。
皮毛が抜け落ち、そこからのぞく皮膚は赤くなっているのがわかります。
押収
猫の名前は 「サミー」。
そのひどい姿から、サミーがいっさい手当を受けていないことがわかります。
人間ならば自分で病院や薬局に行けますが、動物は飼い主が気をつけておかなければ症状は悪化するばかり。
RSPCAは、手当を受けさせることなく放置したとして飼い主からサミーを”押収”しました。
治療と回復
施設へと運ばれたサミーは獣医の診察を受け、アレルギー性の皮膚炎であることがわかりました。症状はかなりひどいものでした。
まずは何に対するアレルギーがあるのかを特定しなければなりません。そして数週間後に結果が出て、一時的な里親さんのもとで適切な食事療法が始まりました。
里親さんのおかげですっかり回復し、皮毛が再び生えそろってこんなにふわふわになりました!
無事裁判所の判決がくだり、サミーの所有権が正式にRSPCAに移リました。
今ではおもちゃで遊んだり日向ぼっこをしたりしてリラックスした日々を過ごしています。
よかったねサミー、もう痒くない!
まとめ
しゃべれない動物たちの訴えを見逃さないのが飼い主の責任であることを再認識させられるお話です。
通報してくださった方やお世話をしてくださった方々に感謝します。
RSPCAでは、参加者がカップケーキを焼いて売上金で動物のケアにかかる資金を調達したり、動物虐待に抗議したりするためのイベント 「カップケーキ・デー」 が毎年開かれ、サミーのような子たちを助けています。
サミーの保護当時の様子と現在はこちら。
※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
掲載YouTubeチャンネル:RSPCA Queensland
RSPCA Queensland
▼ 公式サイトはこちら
https://www.rspcaqld.org.au/
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