衰弱した猫
府中のNPO法人府中猫の会さんの元へ、緊急の連絡が入りました。ガリガリで衰弱状態、しかもずぶ濡れの猫が行き倒れているというのです。
早速現場へ出向くと悲しげな鳴き声をあげている白猫が、墓地にうずくまっていました。緊急のため、洗濯ネットで捕獲。弱っているので抵抗する力はないようです。
動物病院へ
動物病院へ向かう、猫と府中猫の会さん。診察を受けるとメス猫だということがわかりました。首の周りの被毛がハゲているので、首輪をしていた可能性があります。
猫は1泊2日の入院。その間に栄養点滴とできる限り検査を受けます。缶詰を食べたとの獣医師からの連絡があり、府中猫の会さんは引き取りに向かいました。
引き取り後
猫はものすごく怒っています。でもそれだけ、元気が出てきたとうことでしょう。嬉しそうな府中猫の会、代表さん。
ケージに入った猫を見に、他の猫たちも集まります。もしかしたら飼い主さんが探しているかも、と警察署や保護センターに問い合わせをしますが、該当する人はいませんでした。
捨てられてしまったのか…?と考えてしまいますが、そうは思いたくない府中猫の会さんです。猫はおそらく10歳を超えた老猫。
でも、若干腎臓の数値は高いものの、他は特に問題ないそうです。それまで大切にお世話されていたのでしょうか?事情は分かりませんがもし捨てられてしまったのだとしたら、府中猫の会さんのところの猫になるようです!
保護から3日目
府中猫の会さんがYouTubeのコメントで猫の名前を募集し、猫は「紫陽花」さんとなずけられました。保護から3日経ち落ち着いてきたものの、まだ府中猫の会さんがさわると怒ります。
ご飯は退院後専用の流動食ですが、紫陽花さんはちゅーるが大好きなので、トッピングすると喜んで食べてくれます。
まだ本調子ではない紫陽花さん
おそらく紫陽花さんは1ヶ月近く何も食べられていなかったのかもしれません。そのため、食べたい気持ちはあるものの、急にたくさん食べると吐いてしまいます。少しずつ慣れさせていかなければいけないのです。
5日目の様子
保護から5日経ち、だいぶ元気を取り戻してきた紫陽花さん。代表さんがご飯をあげようとケージを開けたら、出てしまいました。怒りながらも辺りを散策しています。
歩き回れるほど、回復してきたのですね。毛艶もよくなってきたようです。元々おこりんぼな性格なのでしょうか?
しょっちゅう「ウー!シャー!」と怒っています。でもこれも、元気になってきた証拠です。
まとめ
動けないまでになっていた紫陽花さんは、保護から5日目にしてだいぶ元気になりました。猫の回復力には驚かされます。
どんな事情かは分かりませんが、長年人に飼われていたのだとしたら、いきなり外に出されても暮らしていけないのは当たり前です。ましてや10歳以上の高齢猫。本当のところは不明のままですが、もし捨てられたのだとしたら、ずいぶん過酷なしうちをされてしまったものです。
紫陽花さんの保護から回復していく様子は、下の動画でご覧いただけます。できればチャンネル登録を!それが紫陽花さんのような猫たちの助けとなります。
- 保護の様子
- 元気を取り戻していく様子
※こちらの記事は情報掲載者より許可を得て掲載しております。
掲載者名:NPO法人府中猫の会
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