段ボールで無く3匹の子猫…保護して知った"ペットを迎える責任"とは?

段ボールで無く3匹の子猫…保護して知った"ペットを迎える責任"とは?

1年前のある日、道すがらダンボールをみつけました。中にはまだ小さな子猫が3匹、身を寄せ合って鳴いていました。見て見ぬふりはできず、引き取ることに。そんな愛猫との出会いから現在までを綴ります。

■保護した理由
まだ肌寒く春になりかけていたような季節でした。職場にいつものように向かっていると、ふと段ボールが置いてあることに気づきました。片付けようと近づくと、何とその中には男の子2匹と女の子1匹の小さな子猫が身を寄せ合っていたのです。

蓋をを開けた瞬間、小さな体ながらにミーミーと大きな声で鳴き始めました。その姿をみて、とっさに引き取ることに決めたのです。

子猫たち

■猫を保護して苦労したこと
もともと実家でも保護猫の女の子2匹と暮らしていました。しかし、男の子を迎えるのは初めて。成長とともに女の子よりも大きくなる2匹の男の子たち!動き回るパワーも力強く、ご飯を食べる量も女の子に比べるとかなり多かったところが、ちょっとびっくり、苦労したといえるかもしれません。

双子のような猫

でも、すぐにスリスリと擦り寄ってきたり、そばにくっついていたりと性格はとても甘えん坊。苦労もしましたが、日に日に大きくなって、個性もはっきりしてくるのを見ると、ほっこりしたものです。

ご飯を食べる子猫たち

■保護して嬉しかったこと、現在のこと
3匹保護し、里親さんを探そうとネットで呼び掛けもしました。女の子の猫ちゃんはしばらくして優しい里親さんに引き取られて、今もすくすく成長しているようです。

男の子2匹は里親さんがみつからず、正式に私が引き取ることになりました。当初は、下痢が続き、心配が絶えませんでしたが食事療法とお薬で無事に治りました。兄弟2匹はいつも一緒にいると安心するようで、そんな寄り添い合う姿を見ているととても幸せな気持ちになります。

遊んで欲しい時は、自分の好きなおもちゃを持ってくるところもたまらなく可愛いです。

少し成長した子猫たち

■まとめ
昨今のコロナの影響なのかはわかりませんが、身近でもペットを迎える人が増えたように思います。街中のペットショップでは、猫の純血種を販売しているところも多くあります。もちろん、そうしたルートからお迎えすることもひとつの方法でしょう。

そこで、ペットを迎える前に、一度よく考えて欲しいと思うのです。ペットは、私たち人間が旅行や長時間の留守をすると、とても寂しい思いをするということ。そして、私たちがご飯や飼育環境を整えなければ病気になったり、最悪の場合は亡くなってしまうこともあります。

もちろん、ペットも人間と同じように年をとっていきますし、避妊手術や去勢手術をすることも大切です。お金を出して迎える動物も、何らかの事情で捨てられる動物も、全てみんな同じ大切な命です。よりよく一緒に暮らしていくためにも、ペットを迎える時は、その動物のことや飼育についてよく勉強してから迎えるようにしましょう。

飼い主に学ぶ姿勢があれば、何かあった時にもきっと乗り越えていけると思うのです。

抱っこされる子猫たち

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