真夜中に鳴き叫ぶ猫の声…保護して訪れた幸せの日々

真夜中に鳴き叫ぶ猫の声…保護して訪れた幸せの日々

夜中に飲み物を買いに出たときに小さなハチワレの仔猫と出会いました。野良猫とは思えないほど毛並みは良かったのですが、車通りも多く危険と感じたため連れて帰りました。野良猫から飼い猫になったシロの紹介です。

私が保護猫をお迎えした経緯、理由

私は友人たちと一軒家でシェアハウスをして暮らしていました。ペットを飼える環境であり、もともとフクロモモンガ、うさぎ、ハリネズミを飼っていて、何を隠そう動物が大好きです。

今回紹介する保護猫とは、車の出入りが多い駐車場で夜中の2時頃に出会いました。どこからか聞こえて来るか細い鳴き声をたどっていくと、駐車場の端の排水溝の入口あたりから必死に鳴き声をあげている仔猫がいました。ハチワレの仔猫で、体長はおよそ20cmほどでした。

空を仰ぐ猫

少し警戒はしていましたが、私たちがしゃがんで「おいでおいでー!」と声をかけると、一定の距離を保ちながらもついてきました。車の往来が激しい交差点も近く危険だったこと、また近くに母猫がいる気配もなかったため、そのまま声をかけながら我が家まで連れて帰りました。

他の動物や子供がいたため室内で飼うことはできませんでしたが、木造の庭に住み着きました。これが「シロ」との出会いでした。

寝転ぶ猫

保護猫をお迎えして大変だった事

まずシロを保護してしばらく困ったことが一つありました。

野良猫は自分で食べ物を確保して生きています。シロも最初の頃は、時折どこからか小鳥を狩ってきて、庭に無残にも羽根が散乱したりして驚かされました。庭にいる大きなバッタや虫を追いかけ回したりもしていました。

窓辺の猫

自分で狩りをしなくても美味しいものがもらえる、と認識するまでは1ヶ月くらいかかりました。仔猫用ミルクや、仔猫用ウェットフード、ドライフード、飲み水を満足に食べられるように用意するようにしました。

2匹の遊ぶ猫

保護猫をお迎えして良かったなと思う事

シロが来てから、シェアハウスの住民の会話も増えました。意外な人が毎晩シロがいる庭に出て30分以上戯れていることがわかったり、一見、猫には興味なさそうな人が猫じゃらしや猫グッズを大量に買ってくるなどして、たちまち人気者になりました。

仲良しの2匹

あのまま野良猫だったとしても、シロは何とか生き延びていたかもしれません。しかし、この家の人間たちと出会い愛されて生活できる環境に、シロはまんざらでもない様子に見えました。住民たちの膝に乗って喉をゴロゴロ鳴らしているシロを見ると、連れて帰ってきてよかったな、と感じます。

大きな目のシロ

愛猫の現在の様子

現在はシェアハウスでの暮らしは終えて、私は、ペット可のワンルームマンションでシロと暮らしています。さらに、シロはシェアハウス時代に遊びに来た雄の野良猫との赤ちゃんを出産し、今はお母さん猫として育児を頑張っています。

シロと子猫

完全に室内飼いになるため、3種の混合ワクチンも打ちました。もう一頭の保護猫と、息子と三頭仲良くのんびり生活しています。この人に保護されてよかったな、とシロが思ってくれているといいな、と思います。

親子でぐっすり

まとめ

今なお、野良猫や保護猫は本当にたくさんいます。保健所に保護されて引き取り手がいなく悲しい末路をたどる猫が1頭でも減るよう祈っています。

ペットを飼うということはその子を生涯守っていくことであり、無責任に拾ってはいけないと感じています。でも、ペットを飼える環境で守っていく覚悟ができたなら、それは小さな命を救うことに繋がるでしょう。

私にとって、シロをはじめ猫と一緒に過ごす日々は、本当に幸せです。

みんなで遊ぶ猫たち

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