ボロボロで保護された子猫の愛情、変身物語
ボロボロの子猫を緊急保護
2021年2月の寒い日、様子のおかしい子猫が保護されました。ひどい風邪をひいて、涙と鼻水でボロボロ。一人ぼっちでさまよい、飢えてガリガリです。けれど「様子がおかしい」のはそれだけではありません。その子猫は栄養不足のためか、体が育っていませんでした。
保護先のNPOくすのきさんで、お腹がペコペコだった子猫は、出されたフードをバリバリ完食!食欲があれば、治療の効果も期待できます。ただその体は、どう見ても生後3ヶ月半くらいの大きさで、保護した時の情報「生後6ヶ月くらい」とちぐはぐです。
ノラ猫の子猫ちゃんは、栄養状態が悪いと成長が遅かったり、歯が正常に生えないこともあります。この子猫もそうなのでしょうか?スタッフさんがお口の中を覗いてみると、なんと乳歯が残ったままでした。
歯の治療でスポンジを吐いた猫
保護から2週間後、風邪が落ち着いた子猫は、抜歯のため獣医さんに預けられました。これで乳歯と永久歯の「二枚歯」は解消、大人の歯だけが並ぶお口になります。
ところが、抜歯手術をしてくれた獣医さんから驚きの連絡が来ました。子猫が「スポンジと海藻を吐き出した」と言うのです。
何日も食べるものがなく、お腹が空いてたまらず口に入れたのでしょう。もしかしたら消化されないものが、まだお腹の中に残っているかもしれません。
小さな体で一人ぼっちで、そこまで辛い思いをしていたのかと、くすのきのスタッフさんも心が痛みました。
キタロウ「元気になったよ!」
冬の日の保護から2ヶ月。桜の咲く季節、あの子猫はすっかり元気を取り戻し、保護猫カフェで過ごしていました。お名前は「キタロウ」くんです。
風邪はすっかり良くなって、シャンプーで毛もふわふわ♡お目目クリクリの可愛い子猫に大変身です。愛情をもって世話をされたおかげで、表情も出て来ました。ニコニコして見えるのは、私だけでしょうか?(笑)
体のラインも丸みが出て来ましたね。生後8ヶ月にしてはまだ小さいですが、それでも生きてるだけで丸もうけ、ですから!
小柄なニャンコが好み〜という里親さんだって、きっといます。だからキタロウくんは、家猫修行をしてご縁を待ちます。「家族になろう」と迎えてもらえたら、それは夢のような幸せ。
もう真冬のお外で凍えることも、お腹が空いてスポンジを飲み込むこともありません。ずっとずっとの幸せを待っています。
キタロウくんを救出したNPOくすのきさんは、保護猫の数が過去最高に増え、運営が厳しい状況です。1クリックで拡散するだけでも助けになります。是非サイトを訪れて応援してくださいね!
大部屋お昼寝ボケボケ中(笑)
— NPOくすのき(ねこハウスTemple Cat) (@atami_kusunoki) April 27, 2021
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