優しい甘えん坊、フジテツくん
指が腫れた猫
その猫は外で生活するノラ猫でした。ある日、この猫が指を腫らしていることに気づいた人が通報してくれて、治療のため保護団体にレスキューされました。
腫れていた指は悪性の疑いがあり切除。そのままシェルターで傷を癒やすことになりました。とてもフレンドリーな猫はおそらく5-6歳と思われる男の子。「フジテツ」くんと名付けられました。
とにかく性格が最高のフジテツくんは、保護先の猫ハウスでも人気者です。寡黙で優しく甘ったれ。個人的に、オス猫の方が甘えん坊だと思っていますが、いかがでしょう?(笑)
出典:NPOくすのき提供
FIV検査
指は一本少なくなってしまいましたが、生活に支障はありません。検査の結果も良性で一安心です。けれどもフジテツくんは、"猫エイズ"として知られる「猫免疫不全ウィルス(FIV)」でした。
出典:NPOくすのき提供
FIVとは「猫免疫不全ウィルス(FIV)感染症」という病気で、「猫エイズ」とも呼ばれています。今のところ良い治療法がまだ見つかっていません。
この病気は、もちろん人間には移りません。猫同士のケンカなどで、感染している猫に噛まれたりすると唾液から感染します。感染から発症するまでの潜伏期間がとても長く、その間は無症状なことが多いことが知られてます。そのまま発症しない場合もあります。
しあわせな未来を信じて
FIV陽性でも、理解のある方に正しくお世話して貰えば問題はありません。これまでにも里親さんが決まったFIVの猫さんはたくさんいます。
出典:NPOくすのき提供
穏やかな性格で、すっかり心を開いて甘えてくれるフジテツくんを、家族として迎えてもらいたい。可愛がってもらえるお家で、飼い猫として全うして欲しい。NPOくすのきさんは、最後までフジテツくんを応援することにしました。
猫も人間も同じ、限られた命だからこそ大切に生きていく、そんな優しい世界であって欲しいです。フジテツくんが家族に囲まれて、嬉しそうに甘える笑顔が早く見たいですね。
フジテツくんをサポートしてくれるPOくすのきさんは、保護猫の数が過去最高に増えたためボランティアを募集しています。是非サイトを訪れて応援してくださいね!
※こちらの記事は情報掲載元の団体より許可を得て掲載しております。
団体名:NPOくすのき
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