2匹の猫が20匹以上に…失業した飼い主と猫の行く末は?No.4

2匹の猫が20匹以上に…失業した飼い主と猫の行く末は?No.4

不幸を呼ぶ「未手術」。猫の不妊手術をしなかったことでどれだけの飼い主さん、そして猫たちが不幸の連鎖にはまったことでしょうか。手術にはお金がかかりますが、それを出すと出さないでは大きく結果が異なるのです。今回はそれがよく分かる内容となっています。ぜひご覧ください。

前回までのお話

派遣切りにあい、住む家を失ってしまった飼い主さん。猫9匹を飼っていたため、埼玉のNPO法人 にゃいるどはーとさんに保護依頼をしました。

前回の様子は、こちらの記事「2匹の猫が20匹以上に…失業した飼い主と猫の行く末は?No.3」と、でもご紹介しました。

自分はどうなっても、せめて猫だけはどうにかしたい、という気持ちがあったのです。

根源

全ては2年前から…

全ては2年前、飼い主さんが群馬にきたときに始まりました。当時住んでいた家はペット可の物件。1人暮らしの寂しさから猫を飼いたいと思ったそうです。

ネットで里親募集を見つけ、オスとメス1匹ずつを全くの無料で譲り受けました。そしてその猫たちは不妊手術をしていなかったのです。

2匹の猫は2年間で23、4匹になってしまいました。もし不妊手術をしていたら、そんな大変なことにはならなかったはず。

猫を譲渡するときの絶対条件

猫を譲渡するときは必ず、不妊手術をして渡さなければいけません。20匹以上に増えた猫たちを飼い主さんは、やはり未手術のまま譲渡しています。もしかしたら譲渡先でも増え続けているかもしれません。

不幸の連鎖につながってしまいます。もしくは未手術の状態で猫をもらったならば、手術しなければいけないのです。そうでなければ猫が増え、飼い主さんも猫も不幸になってしまいます。

ペットショップオークションの現実

2021年現在の動物愛護管理法では、生後56日(生後8週、2ヶ月)を過ぎていない猫の販売や展示は禁止されています。

ですがペットショップのオークションでは、生後8週と表示されていながらも実際はもっと小さいと思われる子猫が流通しているのです。日本では小さければ小さいほど売れるおかしな現実があります。確かに小さい猫はかわいいのですが、あまりに小さすぎると様々な問題を引き起こすのです。

まとめ

猫はしっかりと不妊手術をしなければいけません。なぜなら繁殖力が強いためどんどん増えてしまうからです。そこを守らないとせっかくの幸せな猫との暮らしが、不幸そのものになってしまいます。

とても考えさせられる内容ですが、ぜひ下の動画をご覧ください。そしてできればチャンネル登録を。それが路頭に迷う猫たちの助けにつながります。

※こちらの記事は情報掲載者より許可を得て掲載しております。
 掲載者名:NPO法人 にゃいるどはーと

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