捕獲器に入った子猫
1週間ほど前から工事現場に出入りしていた子猫。捕獲器に入り、警戒しています。サビ猫です。
他に猫はいない場所に、この子猫だけポツリと1匹いたようです。どこかから居場所を求めてやって来たのでしょう。特にケガなどなく元気です。
にゃいるどはーとさんが伝えたいこと
子猫を保護した経緯
ある日の朝、埼玉のNPO法人にゃいるどはーとさんに1通のメールが届きました。保護の相談です。
ある工事現場に猫が住み着き、とても危ない状況とのこと。ひっきりなしにトレーラーや重機が動いており、そのうち轢かれてしまうのでは?と心配してのメールでした。
メールを送ってくれたご本人は集合住宅に住んでいる為、連れて帰ることができない、と。最後は「助けてあげてください」と締めくくってありました。
この1文にちょっと引っかかったにゃいるどはーとさん。それでもひとまず連絡してみようと電話をかけたそうです。
「やって当たり前…」じゃない!
保護活動にはお金がかかります。現場まで行く費用はもちろん、猫のご飯代、病院代、治療が必要だったらそのお金も必要です。
メールをくれた方は、子猫は野良猫だと思っているので、お金を出すことはできないとのこと。納得はできませんが子猫の命を救うため、にゃいるどはーとさんはぐっと堪え、せめて捕獲だけでもしてもらえないかとお願いします。
お金がかからないことだったらやってくれるということで、捕獲器を取りに来てもらいました。設置後すぐに子猫は、捕獲器に入ってくれました。
子猫がいた場所は、想像通りの大規模な工事現場でした。ご飯をあげていたため、毎日来ていたようです。本当に轢かれなくて良かったと、にゃいるどはーとさんは胸を撫でおろします。
win-winが大事!
ここで1番訴えたいこと。「保護団体だから全部やってくれる」という概念は捨てて欲しいということです。
もし保護団体が全部を引き受けてやってしまったら、確実に潰れてしまいます。
依頼主さんと保護団体がお互いにできることをやり、命を繋いでいけたら本当に良い、と。つまり、依頼主さんが保護費用を負担したり捕獲したりできることを行い、その後の保護活動は保護団体が行うという形が理想だということです。
保護団体も保護が必要
保護団体自体も保護を必要としているのです。もし毎回費用をもらわずに保護活動を続けていたら資金が枯渇し、潰れてしまうのは目に見えています。
保護団体を守って行くためにも、依頼する側はできることをする必要があるということ。そうでなければ一気にパンクして潰れてしまうでしょう。
まとめ
今回は小さなサビの子猫が、大切なことを教えてくれました。保護団体の現状もしかりですが、依頼主さんのご事情も様々です。猫を保護したとしてもその先の初期治療費が払えなければ、保護することを躊躇してしまう人もいるでしょう。
そうなると犠牲になるのは猫の命です。なかなか難しい問題ではありますが、日本の動物に対する認識が変わる必要があるかもしれません。
にゃいるどはーとさんからのメッセージ、是非、動画でご覧ください。そしてできればチャンネル登録を!その一手間が助けを必要としている猫たちへの支援に繋がります。
※こちらの記事は情報掲載者より許可を得て掲載しております。
掲載者名:NPO法人 にゃいるどはーと
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