成猫を続けて保護…捨てられても人懐こい姿から知るべき現実とは?

成猫を続けて保護…捨てられても人懐こい姿から知るべき現実とは?

年末から2021年新春にかけて、人懐こい大人猫が次々保護されました。飼い猫だったと思われる子ばかり…迷い猫?それとも遺棄?動物の遺棄は犯罪です!

【ゴロゴロ】捨てられても人間大好きだよ!【スリスリ】

2020年12月から翌1月まで、NPOくすのきさんは立て続けに遺棄された猫たちを保護しました。明らかに飼い猫だったであろうと見受けられる猫もいます。この子たちには何ら罪はありません。きっと、自分は捨てられてしまったんだと、わかっているはずです。

今回、ご紹介する猫たちは「それでも人間大好き」と、まっすぐな人懐こさに溢れてとても愛おしいんですよ。

甘えん坊猫、タロウ君

タロウ君は推定10歳のキジトラ猫。「撫でられるー」と思っただけでぐねぐねしちゃう甘えん坊。それもそのはず、この歳になるまで飼い猫だったのですから。

タロウ君2

画像提供:NPOくすのき様

そんなタロウ君が遺棄され、通報によりNPOくすのきに保護されました。ずっと一人っ子だったのか、少し猫が苦手というタロウ君。でも人間は大好き。裏切られて捨てられても「大好き」と伝えてきます。

タロウ君3

画像提供:NPOくすのき様

元の飼い主さんは、どんな気持ちでこの子を遺棄したのか…10年間、可愛がって暮らしたからこそ、今のタロウ君がこんなに愛たっぷりなのでしょうに。

タロウ君4

画像提供:NPOくすのき様

足をケガした三毛猫さん

「さくら耳猫エリア」という、不妊手術をした猫を見守る地域があります。外猫の望まれない出産をなくすため、NPO団体やボランティアさんが尽力したエリアです。

そこに突然現れた三毛猫さん。足をケガしていてNPOくすのきに保護されました。とても人馴れしていて、ゴロゴロ喉を鳴らしては人間に寄り添う親愛ぶり。毛並みもきれいです。迷い猫?それとも、この子も捨て猫?

保健所行き寸前で保護された茶トラ君

熱海市の某市場には、半年ほど前から茶トラ猫(3、4歳)が出没し始めました。人馴れしているため、ドアが開いていれば店の中まで入って来てしまいます。とうとう持て余され、保健所に持ち込まれることに…!

お店に入ってしまうのは、元のお家に帰りたい気持ちが強いから。何とかこの子を助けようという人たちの輪が広がり、NPOくすのきのボランティアさんに繋がりました。室内で寛ぐ顔が「やっと落ち着いたよー」と嬉しそうです。半年もの間、つらい毎日だったでしょう。

道の駅で保護された茶白ちゃん

こちらは優しい方に保護してもらえた茶白猫さん。捕獲のあとNPOくすのきに引き継がれました。保護直後で、お目目まんまるのこの表情、最近まで飼い猫だったに違いありません。人間に食べ物をねだるほど人馴れしています。これは色々危ない!

飼い猫は外での生活を知りません。どうやって食べ物を得るのか、何が危険なのかさえ知りません。しかも季節は冬。室内で育った飼い猫は、あっという間に風邪を引き、お腹を空かせ衰弱します。偶然ゴハンをおねだりされた方や、市場で猫を見た方がここまで親身になってくれるのは、とても運の良いケースです。

猫は飼い主を信じて、家族と思って暮らしています。そんな純粋な愛情を踏みにじるのは悲しいことです。どうしても手放さなければならないなら、里親探しはネットでできます。難しければ周りの人に相談を。多少時間がかかっても、それでもノラ猫が拾ってもらえる可能性より、ずっとずーっと良いのです。

コロナ禍で大変な時期に、保護を引き受けてくださったNPOくすのきさんに心から感謝します。保護猫たちが、それぞれ良いご家族と巡り合って、みんな幸せになりますように!

※こちらの記事は情報掲載元の団体より許可を得て掲載しております。
 団体名:NPOくすのき

NPOくすのき

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