段ボール箱の中に入れられたゴミ袋には老猫が入っていた
パトロール中の警官が発見
南オーストラリアのアデレード・ヒルズ・ロードをパトロール中の警官が、道路脇に置かれた不審な段ボール箱を発見しました。
箱の中には口がしっかり結ばれた黒いゴミ袋が...。すぐさま生き物が入っていると察した彼らがゴミ袋を開けると中には猫が入っていました。
痩せこけて腹部にある傷は炎症を起こしていました。直ちにRSPCAに持ち込まれた猫は傷の手当てを受けました。
お腹を空かせていたのでしょう懸命に食べています。
行方不明届が出ていた
この猫ちゃんにはマイクロチップが埋め込まれていましたのですぐに情報がわかりました。
この子は15才の「スティッチ」。飼い主からは3ヶ月前に「行方不明届」が出されていました。飼い主はスティッチがいなくなった夜に車のドアが閉まる音などを聞いたと報告しています。
しかし、飼い主は個人的な理由でスティッチをRSPCAに引き渡すことにしました。そして元飼い主は今回の事件の容疑者ではないことが発表されています。
現在も捜査中
口を閉じたゴミ袋に猫を入れて人気のない道路の脇に放置する事は、その中で命が尽きることを見越した上での行動です。この事件は現在も捜査中ですが、犯人が捕まって動物不法遺棄で有罪となれば2年以下の懲役または2万豪ドルの罰金が科せられます。続報が入り次第皆さまにお伝えしたいと思います。
まとめ
窒息する前に発見されて本当に良かったです。RSPCAは、「なんらかの理由でペットが飼えなくなった場合、新しいお家を探すか保護団体などに相談して欲しい」と語っています。
こんなにひどい仕打ちを受けたにもかかわらず、スティッチはとても人懐っこい性格なのだそうですよ。すぐに新しいお家が見つかるといいですね。そしてスティッチをゴミのように扱った犯人が早く捕まることを願います。
レスキュー当時のスティッチの様子はこちらから。
※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
掲載YouTubeチャンネル:RSPCA SA
RSPCA South Australia
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