来日している方からの連絡
香港から来日している女性。いつも餌をやっている猫の目が悪くなっているから病院に連れていきたい、と東京都府中市のNPO法人府中猫の会さんに連絡をされました。
そこで捕獲するため、捕獲器のレッスンを行います。使い方がわかったところで設置します。女性が猫を捕まえて、捕獲後の病院への運搬は府中猫の会さんが行う予定です。
病院へ
香港の野良猫事情
無事捕獲に成功し、車で女性と病院へ向かいます。その道中、香港の野良猫事情を聞く府中猫の会さん。野良猫を保護する団体はあるものの、TNRはやっていない模様です。台湾はやっているとのこと。
不妊手術した猫に行う耳カットは世界共通なのだそうです。経済大国ではあるものの、まだまだ動物保護に関しては遅れている日本。殺処分ゼロになる日を目指して発展するようにしていきたいものです。
猫の名前は「シンザイ」くん
猫の名前は広東語で「ハート」という意味の「シンザイ」くんになりました。素敵な名前です。
既に耳がカットされたような様子ですが、顔の大きさから去勢手術はまだではないかと府中猫の会さんは予想します。
オス猫は、男性ホルモンの影響や喧嘩の時に、顔を噛まれても大丈夫なように頰が発達するのです。逆に去勢手術を行うとホルモンの分泌がなくなるので、顔の張りはそれほどでもなくなります。
シンザイくんはまだ頰がパーンと張っているので、恐らく去勢手術は受けていないのだと思われます。
病院へ到着
診察の結果やはり、手術は受けていませんでした。耳カットに見えたのは喧嘩によるケガだったようです。目の治療には抗生物質を出してもらい、ご飯に混ぜて与えることになりました。入院して去勢手術を行ない、明日お迎えに行きます。
里親さんになった香港の方
シンザイくんの里親になる
結局シンザイくんは女性がそのまま飼うことに!良かったね、シンザイくん。もし香港に帰ることになったとしても、一緒に連れて帰ると約束してくれました。
愛溢れるケージ
退院したシンザイくん。女性と女性の彼氏が待つ家に帰ります。ケージはDIYして作ったそう。中にはiphoneが設置されています。キレイに飾り付けもされ、愛が溢れるケージとなりました。目隠し用の布も取り付けてあり、パーフェクトな仕上がりです!
早速猫ハウスに入るシンザイくん
運ぶためのケージから、手作りケージに移すためのサポートをする府中猫の会さん。シンザイくんの目は、歯が原因でした。悪くなった歯は抜歯したので、もう安心です。
警戒しつつも素早くケージに入ったシンザイくん。早速猫ハウスにINして落ち着いたようです。
まとめ
香港から来た人たちが日本の野良猫を保護し、愛情たっぷりに飼ってくれる…。なんと優しい方達なのでしょうか?シンザイくんも良い里親さんに出会えて、これから幸せな猫生を歩みます。
大人しくて可愛いシンザイくんには、下記動画で会うことができます。ぜひチェックしてみてください!
そしてできればチャンネル登録を。それが猫たちの支援に繋がります。
※こちらの記事は情報掲載者より許可を得て掲載しております。
掲載者名:NPO法人府中猫の会
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