追い出されてしまったソマリ
飼い主さんに赤ちゃんが生まれて…
2月の寒空の下。ある公園でガタガタと震えていたのは、ソマリという純血種の猫でした。普通だったら野良猫にはいないはずの純血種。なぜこんなところにいるのでしょうか?
このソマリは元々は飼い猫でした。あるご夫婦が飼っていたのですが赤ちゃんが生まれたことで家から出されてしまったのです。赤ちゃんに危害を加えるという理由で。
4年間外で生き抜いてきたたぬ吉くん
東京都府中市のNPO法人府中猫の会さんはソマリを「たぬ吉」くんと名付けました。彼はお外で約4年、必死で生き抜いてきたのです。
元飼い主さんはご飯を与えていたということですが、実際は近所の人が心配して与えていたようです。
たぬ吉くんは喧嘩に弱く、いつも他の猫から傷つけられていました。純血種は外の世界を知らないので、当然といえば当然です。
肥大型心筋症
たぬ吉のことを知った府中猫の会さんは放置しておけずに保護しました。そして病院に連れて行ったところ「肥大型心筋症」という病気を患っていることがわかったのです。恐らく外での生活によるストレスが原因でしょう。
保護後
元気になるたぬ吉くん
ですが投薬と府中猫の会さんから受ける愛情で、みるみるうちに身も心も元気になっていきました。「これなら里親さんを探せるかも!」と踏んだ府中猫の会さんは、たぬ吉くんを譲渡会に参加させます。
譲渡会に怒る!
ですがそれは間違いでした。賢いたぬ吉くんは譲渡会に連れて来られたことに激怒したのです。「危険!」という意味の張り紙を貼られてしまいました…。
里親さん現る
駆け寄るたぬ吉くん
譲渡会への参加は断念せざるを得なかったものの、なんとわざわざ名古屋から里親さんになりたいというご夫婦が会いに来てくださったのです!
即座に本当の里親さんが来たことを悟った、たぬ吉くん。すぐに駆け寄ります。
べったり猫
本当にたぬ吉くんのことを可愛がってくれる里親さんと運命の出会いを果たしたたぬ吉くん。今ではもうべったり、甘々に甘えて日々を暮らしています。
もう寒さにも外敵にも怯えることはありません。信頼できる飼い主さんの元、今日ものんびり過ごしています!
まとめ
悲しいかな元の飼い主さんからお世話して貰えなくなってしまったたぬ吉くん。ここで猫の名誉のために補足しておきますが、赤ちゃんに危害を加えるというのは誤解のことが多いです。
たいていの場合、あかちゃんに怖がって近づかないかもしくは可愛がってくれます。猫を遺棄するのは犯罪ですので、安易に行わないようにしたいですね。
たぬ吉くんは本当の飼い主さんに出会え、幸せを手に入れました。その一部始終は下記の動画からご覧頂けます!できればチャンネル登録を。それが猫たちへの支援に繋がります。
※こちらの記事は情報掲載者より許可を得て掲載しております。
掲載者名:NPO法人府中猫の会
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