TNR後のこと…
腫れてきた右目
2019年1月にTNRをした茶トラ猫、アイロちゃん。8月頭に餌やりさんから「右目が腫れている」との連絡がありました。
送ってもらった写真で確認すると、右目が真っ黒で明らかに大きくなってしまっています。
手間取る保護
大阪の保護猫シェルターhibinecoさんはすぐに保護して病院へ!と思いましたが、アイロちゃんはとても警戒心の強い猫です。TNRをする時もありとあらゆる方法を使い、なんと1年以上もかかって捕獲したのです。
ですから今回も手間取ることは予想できました。案の定簡単には捕まりません。そこでアイロちゃんが慣れている餌やりさんに頑張ってもらい、3週間かけてようやく保護できたのです。
ようやくの保護成功!
シャーシャーペロリ
やっと保護されたアイロちゃんは、hibinecoさんに対して警戒心丸出しです。近寄るとシャーシャー言って威嚇しますが、ちゅーるはしっかり食べるという現金っぷり。
名前の由来
hibinecoさんが「アイロ」と名付けたのは、TNRの時に右目が藍色をしていたからだそうです。ですがその珍しい瞳の色は疾患が隠れていたためだったのかもしれません。
病院へ
緑内障か腫瘍の疑い
アイロちゃんが逃げ回っていた時、hibinecoさんは獣医師に写真を送り診てもらっていました。回答は「緑内障」か「腫瘍」ではないか、とのこと。
病院へ
アイロちゃんの目の状態は確定ではないものの「緑内障からの牛眼」の可能性が高いよう。牛眼とは、緑内障により眼圧の高い状態が続くと眼球が異常に大きくなってしまう状態です。
試練の点眼
牛眼の場合、通常は眼球摘出となることが多いよう。ですがアイロちゃんは幸いにもそこまで眼圧が高くなかったため、痛みもそれほどではないとのことです。
すぐに眼球摘出ではなく、眼圧をコントロールする為の点眼薬2種類を1日3回さすことになりました。人馴れしていない猫に1日3回とは、さされる側もさす側もかなりの試練です。
専門医を受診
牛眼と判明
しばらくして目の専門医を受診したアイロちゃん。やはり腫瘍ではなく、牛眼だと判明しました。
通常猫の緑内障は少なく、かかったとしても高齢になってから。アイロちゃんはまだ3歳です。恐らく先天性のものだったのでしょう。
今後の様子見に
今後は点眼を続けながら目がしぼんでいくのを待つか、それとも眼球摘出をするか様子見です。ひとまずはしぼみ待ちを選択したhibinecoさん。でももし悪化するようならすぐ摘出する予定です。
悩むhibinecoさん
とはいうものの、点眼は毎日3回。これは猫にとってストレスです。いつしぼむのか分からない目に点眼し続けるより、いっそのこと摘出してしまった方が良いのでは?と悩みます。
猫と相談ができたら良いのに…。切に願うhibinecoさんでした。
まとめ
すぐ眼球摘出にならなくて済んだものの、それでも苦悩は続きます。早くアイロちゃんの目が小さくなってくれますように。
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- 目の疾患と闘うアイロちゃん
- 病院で診断を受ける
- 猫にとっての幸せを考える
※こちらの記事は情報掲載者より許可を得て掲載しております。
掲載者名:hibineco/保護猫シェルター
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