狭いキャリーの中で2年間過ごした猫
殺処分の順番待ちから獣医さんへ
テキサス州で、ゴミ屋敷と化した住宅から1匹の猫が救出されました。その猫は小さなプラスチック製のキャリーに子猫の時に入れられたまま約2年間も過ごしていたようです。
その猫はガリガリに痩せ、目も開けられずとても酷い健康状態でした。
収容されたのは市の動物保護施設で、一定期間が過ぎると殺処分となってしまいます。しかし幸運なことに、この猫の話をオンラインニュースで見たヒューストンに住む動物看護師のレスリーさんが一時預かりを申し出てくれたのです。
治療開始
猫は「サミュエル」と名付けられ、SAPCRという保護団体から治療費の支援を受けて治療が開始されました。サミュエルは推定年齢2歳で、疥癬にかかっており目が開けられなかったのは角膜潰瘍のためでした。歯はボロボロで腎臓や肝臓の機能は低下しており、さらにはFIV(猫エイズ)の検査結果が陽性でした。
2年間も小さなキャリーの中で過ごしたサミュエルはこのような身体状態の他にも精神的なダメージをひどく受けていました。
そんな酷い仕打ちを受けたサミュエルですが人間に体を撫でさせてくれる場面も。
サミュエルは大変な治療にも徐々に慣れて、体重も順調に増えて行きました。
回復と永遠のお家
レスリーさんはサミュエルを家に連れ帰ってお世話するようにしました。毎日体をたくさん撫でてあげて、愛情をたっぷり注ぎます。
サミュエル、気持ちよさそうです♪
そして体重もすっかり増えてこの通り!普通ならこんなに大きかったんですね。
自分の足で歩くことを学び健康を取り戻すと、いよいよ永遠のお家探しが始まりました。そしてすぐに一人の男性が名乗りをあげてくれました。
新しいお家で快適に過ごしています。
まとめ
狭いケージの中で、真っ直ぐに座ることもできずうずくまったままの状態で2年間も過ごしたのかと思うといたたまれません。治療を申し出てくれた方々に感謝するとともに、これからは優しい飼い主さんのもとで長く幸せに暮らしていって欲しいと切に願います。
サミュエルの保護時の様子と現在の様子はこちらから。
※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
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