骨折と感染症からの回復、新しい家庭へ
診察
「ミッシー」は、道ばたで血を流して倒れていたところを、急患で病院へ運ばれました。スペインの保護団体Let’sAdoptが仲介者となったようです。
簡単な説明書きによると、屋根から投げ落とされたとのこと…何ということを…。なんで…。
いくら猫の関節が柔軟だとは言え、静止画のこの角度はおかしい!ミッシーの両前足はひどい骨折を負っていました。緊急に手術が組まれます。
手術
体毛をそります。大きな内出血も見えてきました。手前の左前足の先の方は、傷口がひどいようで、ボカシが入っていますね。骨が露出しているのかも。
4時間かかって、手術は完了しました。その結果が、これです。両前足それぞれ、折れた部分を金属でがっちりと固定しました。
戦い
回復にも時間がかかります。幸い、人を猛烈に拒絶するタイプではないようですね。傷口から広がった感染症を撃退しようと、ミッシーと病院スタッフは何週間も戦いました。
でも病原菌は猛威をふるい、おさえることができなくなりました。このままでは感染が広がり、命にかかわります。再度の手術で、ミッシーは前足を1本、失いました。
回復
そこから、ミッシーはぐんぐん回復してゆきます。
新しい我が家
そして迎えた退院の日。飛行機を乗り継ぎ、車でひた走って小さな町に着きました。ここがこれから、ミッシーの我が家です。そうです、入院中に、里親さんが決まったのです。
ミッシー、出ておいで。
あ、いた、先住猫さん。お願い、仲良くしてあげて~。
猫LOVEがダダもれなおうちですね!
3本足になって、ちょっと不便になったかな?でもミッシーは元気!
その後
新しい人や新しい環境に対して、猫には珍しいほど親和性が高いミッシー。新しい家庭にもすぐに適応できそうです。
後日、里親さんが団体へ写真や動画を送ってくれました。そこで判明:先住猫は1匹じゃなかった!3匹だった!ミッシーは4匹目の猫なのです。先住猫さんたちに、ミッシーは受け入れてもらえたでしょうか!?
動画の後半に、ミッシーの暮らしぶりが写真と動画に収められています。そこで結果をご覧あれ。先に見せてもらった感想は:あ、あぅ、おお、え?おぅ、あはっ、おぉぉ、ん?んふ~。
動画を見ることは保護支援にもつながります!
※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
掲載YouTubeチャンネル:Viktor Larkhill (LetsAdopt)