これまでの経緯
埼玉県のとあるお宅で飼われていた9匹の猫たち。一人暮らしの70代女性が飼い主さんでしたが、病気で亡くなってしまいました。取り残された猫たちは誰もお世話する人がいず、放置状態…。
前回の様子は、「飼い主さんが亡くなって残された9匹の猫たち。行く末は?Vol.2」でご紹介しました。
本当なら餓死してしまっていたところ、優しいお隣さんのご厚意がありご飯を食べさせてもらっていました。なんとか命を繋ぐことができたのです。
肝心の飼い主さんの身内は猫を残して逃げてしまい、困り果てたお隣さんと不動産屋さんが埼玉県のNPO法人にゃいるどはーとさんに依頼を。大捕物の末、保護することに。
9匹のうち、7匹がエイズキャリアでした。エイズを持っていると、持っていない猫とは一緒にはできません。移ってしまうから。そこで7匹のうち5匹が一時預かりさんのお宅にお世話になることになりました。
保護した猫たちの様子
5匹の猫たちは最初とても警戒している状態でしたが、しばらく経ってだいぶ慣れてきたようです。気持ちに余裕が出てきたようでした。
にゃいるどはーとさんに近づいてくる猫もいます。一時預かりさんが作ってくれた橋に飛び乗り、楽しんでいる猫も。落ち着いた雰囲気の猫たちの中に、ある新入りが!
見かけ倒しの熊五郎さん登場!
熊五郎さんの紹介
にゃいるどはーとさんが紹介したのは「見かけ倒しの熊五郎」というトラ猫でした。目つきは鋭くガタイが良いので、とても強そうな印象です。
熊五郎さんは5匹の猫たちとは別のところからやってきました。でも同じエイズキャリアということで今回、同居が決まったそうです。
一見強そうな熊五郎さん。実はとてもおとなしく、いじめられやすいのだとか。一時はある方にお世話をされていましたが、残念ながらそこでは飼うことができないということでにゃいるどはーとさんに託されました。
動かない熊五郎さん
3段のケージを専用の住居として与えられた熊五郎さん。持ち運んできたケージからの移動を促されるも、全く動きません。にゃいるどはーとさんが抱っこして移動させますが、新しいケージに入った後も動かず。本当におとなしい猫のようです。見かけとはギャップがあるのでしょう。
エイズ陰性猫たち、里親さん決まる!
ビビとリリー
9匹の保護猫のうち、2匹はエイズ陰性でした。その猫たちに里親さんが決まったのです。よかったですね!ビビとリリーという名前をつけて貰いました。幸せになってね。
猫あるある
前出の熊五郎さんと同じく、ビビとリリーは固まったまま新しいケージへ移動しようとしません。これは猫あるあるだそう。環境の変化に弱い猫は、見知らぬ場所に来ると警戒して動きを止めてしまうのです。
そして新しいケージに入った後は大抵、トイレ裏に隠れます。これも猫あるある。リリーが先に入り隠れていた上に、ビビが思い切り乗っています。リリーが潰れてしまいそう…。
取り残されてしまった猫たちがついに、幸せを手に入れました。本当に嬉しい瞬間です。
まとめ
ひとまず、9匹のうち2匹の猫に里親さんが見つかりました。残りの猫たちにもきっと、生涯を共にしてくれる人が見つかるはずです。
たとえ自分が亡くなったとしても、後に残された猫たちのことは考えなければいけません。それは飼い主としての当然の義務です。
残されて不幸になる猫がいなくなるように、飼い主さんそれぞれがしっかりと考えていかなければなりませんね。そのことを9匹の猫たちが教えてくれました。本当に、ありがとう!
可愛い猫たち、そして見掛け倒しの熊五郎さんは下記の動画で見ることができます。新しい里親さんも登場しますよ!ぜひご覧になってください。
- 保護した猫たちの様子
- 熊五郎さんら猫たち
※こちらの記事は情報掲載者より許可を得て掲載しております。
掲載者名:NPO法人 にゃいるどはーと
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