Twitterで殺処分を知る
車で7時間かけて愛媛まで
福井の譲渡型保護猫カフェしあわせにゃん家さんはTwitterで、明日の17時に殺処分されてしまう子猫がいることを知ります。その頭数は5匹。場所は愛媛県で福井からでは車で7時間ほどの距離があります。
それでももし自分が行かなければ、小さな命たちは消えてしまうとお店を閉めた、しあわせにゃん家さん。深夜0時に愛媛へ向けて車を走らせます。
5匹のはずが7匹だった!
愛媛に着くと、殺処分されるはずの猫が5匹から7匹に増えていました。しあわせにゃん家さんが運営するカフェは既に許容範囲を超えています。でも子猫たちを置いて帰ることはできませんでした。
救われた小さな命たち
大ケガを負った子猫
7匹のうち1匹は、交通事故に遭い頭に大ケガを負っていました。瀕死の状態です。もしかしたら福井に帰るまで持たないかもしれない…。そんな不安が頭をよぎります。
ご飯をあげると競って食べる他の子猫たちに比べ、ただただ震えるだけで口にしようとしない大ケガの子猫。少しでも温もりを感じて貰いたくて膝の上に乗せながら車を走らせます。
本来なら猫が暴れてしまうなどのリスクがある行為です。ですがこの子猫は大ケガで動けなかったこともあり、緊急的な対処なのでしょう。
ご飯をがっつく子猫たち
無事に福井へと帰ることができました。先ほどの大ケガの子猫も元気です。みんなご飯をがっつくように食べてくれました。3匹は預かりさんに預け、もう2匹も後日預かりさんにお願いすることに。
大ケガのふくちゃん
病院へ…
大ケガを負った子猫は次の日、病院へ行きました。脱水症状が見られたので点滴と抗生物質の注射を受けます。それからちょっとずつ元気になって行きました。
口元へご飯を持っていくときちんと食べてくれます。食べることはとても重要で、食べられれば必ず回復するとしあわせにゃん家さんは言います。
少しずつ回復
保護から数日経ち、だいぶ甘えるようになってきた子猫。頭に負ったケガも薄くなってきました。福が来て欲しいとの願いから「ふく」と名付けたそう。良い名前ですね!
小さな小さなわたあめちゃん
衰弱していくわたあめちゃん
しあわせにゃん家さんが頭を悩ませたのが、かなり小さなわたあめちゃんという白猫です。早くに母猫と離れたのか、哺乳瓶からミルクを飲んでくれません。
離乳食は口にするものの、下痢をしてしまいます。子猫にとって下痢は命取りになることもあるので、心配です。十分に栄養が取れないわたあめちゃんはどんどん衰弱していってしまいました。
夜中に何度も、シリンジでミルクを飲ませるしあわせにゃん家さん。そのかいあってかどうにか細々と命は繋げられているようです。
面倒を見るふくちゃん
わたあめちゃんは自分よりも少しだけ大きなふくちゃんに甘え、寄り添います。それを拒否することなく、ペロペロ舐めて応えるふくちゃん。お互いの辛い境遇を慰めているかのようです。
ホッカイロで元気を取り戻す
しあわせにゃん家さんはわたあめちゃんに、ミルクと離乳食だけで何とか栄養を取らせました。ホッカイロを使って体を温めることで、わたあめちゃんは元気を取り戻してきたようです。
もしかしたら亡くなってしまうのではないかとのしあわせにゃん家さんの不安を跳ね返すかのように、徐々に回復して行きます。儚く思える小さな命ですが、実に逞しいです!
まとめ
しあわせにゃん家さんの熱い思いによって救われた、尊い7つの命。必死に生きようとする姿には心を打たれます。猫生も人生も色々ありますが、やはり簡単に諦めてはいけませんね。
子猫たちの生きる姿、そしてしあわせにゃん家さんのご献身は以下の動画から見られます。見て頂くことが支援に繋がりますので、どうぞ宜しくお願いします!
※こちらの記事は情報掲載者より許可を得て掲載しております。
掲載者名:譲渡型保護猫カフェ しあわせにゃん家
譲渡型保護猫カフェ しあわせにゃん家
▼▼ 公式サイトはこちら ▼▼
http://shianyan.com/
https://www.facebook.com/shiawasenyanchi/ ▼▼ 公式Twitterはこちら ▼▼
https://twitter.com/shiawase_nyan ▼▼ 公式Instagramはこちら ▼▼
https://www.instagram.com/shia_nyan/