埼玉から大阪の多頭飼育崩壊寸前現場へ!果たして猫たちの様子は?

埼玉から大阪の多頭飼育崩壊寸前現場へ!果たして猫たちの様子は?

猫は不妊手術をしないととてつもない早さで増えていきます。気がつけば飼いきれなくなっていて…。これが多頭飼育崩壊へと繋がっていきます。現場の渦中にいる猫たちはどうなってしまうのでしょうか?埼玉のNPO法人にゃいるどはーとさんの足跡を追ってみましょう!

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多頭飼育崩壊寸前!現場へ直行

埼玉から大阪へ

埼玉のNPO法人にゃいるどはーとさんは通常は埼玉県で活動されています。ですが今回は大阪府に住む飼い主さんからの依頼で、はるばる新幹線に乗ってやってきました。多頭飼育崩壊寸前とのことですが、一体どんな様子なのでしょうか?

1Kに大人2人と猫25匹…

にゃいるどはーとさんが入室すると、まずアンモニア臭が…。なんと1Kのお部屋に大人2人と猫25匹が同居していたのです。いくら猫が体長50cm程度の動物とはいえ、さすがにぎゅうぎゅうの様子。

でも猫たちは綺麗で、良く多頭飼育崩壊で見られる目も当てれないほどの悲惨な状態ではありません。可愛がられているようです。

それでもトイレの数は25匹に対して2個と、どう見ても足りてはいません。なぜこんなに増えてしまったのでしょうか?

19匹を検査のため病院へ

25匹のうち6匹は不妊手術が済んでいるため、今回、にゃいるどはーとさんが関わるのは19匹です。それらの猫を病院へ搬送し、エイズや白血病などにかかっていないか血液検査を行います。もし放置したままにしていたら、猫たちは近い将来、50匹に増えている可能性がありました。

幸いにも19匹全て陰性!

大阪の病院「のらねこさんの手術室」さんにお願いして、19匹の猫を搬送します。この病院は猫たちの送迎をしてくださる上に設備も万全、安心して任せられるところだということです。のちのち、犬の診療所開設を考えているにゃいるどはーとさんは、多くのことを学んだのだとか。

話が少し脱線しましたが、19匹の猫たちはエイズ、白血病ともに全頭が陰性でした。

命にモノサシを設けないにゃいどはーとさん。血統書の猫だけとか保健所からの引き出しだけとか、範囲を設けることはありません。命に特化した活動をされています。

猫13匹と新幹線に乗る

結局、保護した13匹の猫と一緒に帰ることになったにゃいるどはーとさんです。4人で6つのキャリーケースを抱えて、新幹線に乗車。発車の時間が迫る中、ドタバタと慌ただしくなりましたが何とか間に合い、事なきを得ます。数時間後、無事に品川駅に到着したのでした。

飼い主さんインタビュー 〜ご主人様編〜

猫が25匹になってしまった経緯とは?

通常であれば多頭飼育崩壊現場の飼い主さんにお話を聞くことは難しいことが多いようですが…。今回は幸いにも崩壊寸前でしたが、インタビューすることができたようです。

ご主人様の話によると、以前に住んでいたマンションの屋上駐車場に猫がいたそうです。その猫が子猫を産み、そして突然亡くなってしまったため、子猫だけが残されました。

住人の中には、猫が住み着いているのを快く思っていない人もいたとかで…。母猫が突然亡くなってしまった真相はわかりませんが、とにかくここに子猫たちを置いておく訳にはいかないと、引越しを決意したご主人です。

不妊手術はしていたものの…

引っ越しと共に連れてきた猫は4匹。増えてしまっては困るので、オス猫の不妊手術を行います。本来ならそれで繁殖は止まるはずなのですが…。

ご主人様が新たなオス猫たちを連れて来たのです。それが原因となり、猫たちは増えてしまいました。

多頭飼育崩壊寸前になって思ったこと

増えた猫たちを見てさすがに危機を感じたご主人様。職場の人たちにも声をかけ、何匹かは里親が見つかりました。でもそれでも間に合わず、経済的な理由もあり猫の不妊手術ができないまま数が増えていってしまったのです。

にゃいるどはーとさんの介入に関して思うこと

猫好きで25匹の猫たちに愛情を注いでいたご主人様。気持ちの上では全部の猫とこれからも一緒に暮らしていきたいと思っています。でも相反してどうにもならない現実を前に、にゃいるどはーとさんを頼ることになり「助けられた」と強く思ったそう。

「残った猫たちは、命がけで最期まで面倒をみる」と涙ながらに語ります。にゃいるどはーとさんは救助の依頼を受けた際、猫に対する愛情を感じたために心を動かされ、今回救助に当たったとのことです。

飼い主さんインタビュー 〜奥様編〜

間に合わなかった不妊手術

にゃいるどはーとさんに救助の依頼をしたのは、奥様でした。2012年に今の自宅に4匹の猫を連れて越した後、わりと早く子猫が生まれてしまったそうです。その時、オス猫は不妊手術を行っていました。

ところが、ご主人様が新たなオス猫たちを連れて来ました。その猫たちも不妊手術をしましたが、その後でメス猫が妊娠していたことがわかったのです。手術が間に合わなかったため、猫たちはどんどん増えていきました。

全ての猫に名前をつけている飼い主さんたち

多頭飼育崩壊では珍しい、全ての猫に名前をつけていたご主人様と奥様。不妊手術をすべての猫に受けさせるという部分は欠けていましたが、猫たちへの愛は深いものがあります。

片っ端からかけたヘルプの電話

なぜわざわざ、地元の大阪ではなく埼玉のにゃいるどはーとさんにヘルプの電話をしたのか。その理由は大阪では引き受けてくれるところがなかったからとのこと。

うつ病を患っている奥様にとって、とても辛い対応をして来た保護団体もあったそうです。どこも大変な状況なのがわかるから、責めるわけにはかないというにゃいるどはーとさん。

引き受け先がなかなか見つからない中で、どうにかしなくてはと、奥様は片っ端から電話をかけまくりました。そこでようやくたどり着いたのがにゃいるどはーとさんです。

「助けてくれなくても、アドバイスだけでも貰えたら…」と奥様は思っていたそうです。「多頭飼育崩壊を責めることは誰だってできるけど、責めたって何も変わらない」というのが、にゃいるどはーとさんの意見。確かにその通りです。責めたって猫は救われません。

今回は諦めずに助けてくれる先を見つけた奥様の行動により、猫もご夫婦も救われました。「これからは絶対に多頭飼育崩壊にならないようにします」と反省した様子で話す奥様に対し、「この言葉に全てが詰まっている」と返すにゃいるどはーとさん。

当事者の声に耳を傾け、責めるのではなく方向性を見つける。そして日本という国がもっと猫や犬に優しい国になって欲しいし、既に猫を飼っている飼い主さんにも考えるきっかけにして欲しい、と訴えます。

次々と見つかる里親さん

めめちゃん

サビ猫のめめちゃんは、大阪から来た猫の里子第1号になりました!初めて猫を飼うご夫婦のもとに行くことになったのです。

カピバラと猫がいる「カピねこカフェ」にカピバラ目当てで遊びに行った際、猫の可愛さに目覚めたそうです。めめちゃんは自ら、里親さんの膝に乗ったのだとか。まさに運命の出会いです!

めめちゃんが自分で里親さんを選んだのかもしれません。これから無限の幸せが待っています。

あーるくん

大阪からの猫で里子第2号となったのが、あーるくんです。雑種の猫の方が強く、長く一緒にいられるからということで引き取ることにしたそう。

大阪猫たちは人馴れしているので、里親さんが決まりやすいそうです。おしゃれなお部屋と優しい飼い主さんに囲まれて、幸せな一生を過ごすのでしょう!

ふれあい里親会

他にも次々と里親さんが決まり、幸せになって行く大阪猫たち。にゃいるどはーとさんでは、毎月第3日曜日に里親会を行っています。1匹でも多くの猫たちと里親さんに運命の出会いがありますように……。

まとめ

多頭飼育崩壊現場というと悪臭が漂い排泄物などが散乱して…というイメージがあります。ですが今回の現場はキレイで猫たちも大切に扱われていました。

たっぷりの愛情はあったものの、少しやり方を間違えてしまった飼い主さんたち。でもにゃいるどはーとさんのサポートにより猫も人も救われました。

※こちらの記事は情報掲載者より許可を得て掲載しております。
 掲載者名:NPO法人 にゃいるどはーと

NPO法人にゃいるどはーと

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