里親募集で出会ったパステル三毛
先住猫のちょこ(当時生後3ヶ月)の噛み癖がひどくなっていた頃のことです。月齢の近い子猫と遊ぶことで社会勉強になるかな?と思い、もう1匹迎え入れることを家族と相談していました。
活発すぎるちょこと遊べる子を探し、候補は三毛猫。そんな時に目に留まったのがゆずです。ゆずは野良猫のお母さんを保護した時、すでにお腹の中にいました。
5匹の姉弟の長女で、気は強いけど家族のことを大切にする優しい一面を持ち合わせたゆず。我が家に来たのはゆずが生後3ヶ月になる5日前のことでした。
候補は女の子、活発とされる三毛猫
ちょこと遊べる子をと考えていたので、家族と相談して次のような子猫を探すことにしました。
- 活発な子
- あまり大人しすぎない子
- 女の子
- 保護猫
ちょこは、とにかくやんちゃで運動が大好き、まるで男の子みたいに元気な子猫だったので、活発な子がいいと思いました。大人しすぎるともしかしたら相性が合わないかも…と懸念していたので、元気に走り回るような気質の子をと考えた結果、三毛猫に決定。
ちょこの避妊手術はするつもりでしたが、もし男の子だと妊娠の可能性も出てくるため、女の子を希望していました。さらに、ペットショップやブリーダーからではなく、保護猫を迎えるというのも大前提でした。
最初はシャー!の応酬
ちょこにとっては初めて見る年下の子猫。保護主さんがゆずをうちに連れて来た時は、ちょこは逃げるように高いところへ……。
ゆずは、ちょこの空気を読んだのか、はたまた怖かったのか、ゆずと顔を合わせることを自ら避けているようでした。
人見知りさんのゆず
ゆずは、保護主さんがいる間は居間や自分の部屋になる場所を真剣に探索していました。しかし、保護主さんが帰宅すると居間のテレビの後ろに隠れて出てきません!沢山の弟や妹、大人の保護猫さんたちと暮らして来たはずのゆずは、想定外の人見知りでした。
その夜はケージの中で過ごしてもらいましたが、「出して~!」と鳴く鳴く。次の日のからは、ゆずの部屋兼両親の寝室にて室内フリーにすることに決まりました。
翌朝、ゆずをケージから出すとスリスリ&ゴロゴロ!昨日の警戒心はどこへ?と言いたくなるほどの甘えっぷりに、家族一同メロメロになるほどでした。
特に母に懐き、腕枕でお昼寝をしたり、いつも一緒にいました。
ついには照明の紐にじゃれたくて、母の背中を踏み台代わりにするようにもなりました!今でも母には遠慮なく肩に飛び乗ったり、遊ぼうよーと足をガブリ…ということが毎日のようにあります。
ちょこと仲良しに!
ちょことの直接対面から数日、ついにゆずが寝ているベッドにちょこが近づき、そっとくっつきました!「ああ、仲良くなれたんだな…まだぎこちないけどもう大丈夫だな」と安心した瞬間でした。ここからは次第に仲良くなり、一緒に窓の外を見る「ニャルソック」も開始するように。
この後ろ姿に、先住猫ちょこと後輩猫ゆずが「姉妹」になったんだと改めて実感できました。
ご飯を食べるのも2匹並んで一緒に。毎日楽しそうに追いかけっこをして遊んでいます。
今では家族一同、2匹になって良かったと胸を張って言えますね。
現在もとても仲良し
ゆずをお迎えしてもうすぐ半年、今現在でも仲良しニャルソックは続いています。可愛い後ろ姿に毎日癒される私たち家族。猫団子になって寝ていることもよくあり、アログルーミングも欠かしません。
お互いをとても信頼し合っていて、1匹の時間が欲しいマイペースなゆずもちょことはいつも一緒です。
ちょこがいないと鳴いて呼ぶほどに仲良しで、母ともよくお喋りをしてくれるようになりました。
まとめ
ゆずは他県からやって来た保護猫で、人見知りなところもありますが、今では家族にとても懐いて、先住猫ちょことも仲良くしてくれています。
仲良く眠る姿を見るたび、お迎えして良かったと実感しています。沢山の保護猫ちゃんが幸せになることを切に祈ります。