保護猫を迎えた経緯と理由
センターで保護された成猫は、見た目は身体はふっくらしていて健康にみえたそうです。推定年齢は7~8歳で、雄猫でした。当初はご飯もよく食べていたようです。
ただ、その後少しずつ食欲が減ってきて、あまりご飯を食べなくなりました。そのため少しずつ痩せていったので、動物病院で診察を受けることになりました。検査の結果は「FIP(猫伝染性腹膜炎)の疑いあり」とのことでした。FIPは、治る見込みがない病気なので譲渡対象にはなりません。そのままでは殺処分の対象になる可能性が高いのです。
検査結果は、疑いであり確定ではなかったのでもしかしたらFIPではないかもしれません。そこで確定検査を受けるために、ボランティア団体を通して我が家で預かることにしました。
その猫を迎えて大変だったこと
我が家には先住猫がいたので、疑いとはいえ隔離が必要です。専用の部屋を用意して、そこでお世話をすることにしました。当初は、食欲があまりないと聞いていましたが、我が家に来てからはそこまでにはみえず、ご飯も食べていました。
毎日の世話をする時に気をつけていたことは、「一日に食べる量」と「排せつ物の管理」です。隔離というと少し怖いイメージもしますが、実際は"猫の1匹暮らし"といった感じでのんびりとしたものです。
その猫を迎えて良かったこと
引き取ってすぐに動物病院へ行き、血液検査の確定診断を受けました。ただ、その検査結果がわかるまで1週間ほどかかります。その間は、落ち着かずどきどきしていました。本当に確定診断が出されれば、このまま1匹での生活が続くのです。
結果は、FIPではありませんでした。本当に良かった…あのまま、保護センターにいたら殺処分の対象になっていたかもと思うと、胸が張り裂けそうです。
今の様子
今は、新しく迎えた猫の教育係になって、2匹で元気に過ごしています。食欲もあり、身体も少しふっくらとして、成猫としての貫禄も出てきました。
もうシニア猫なので一日のうち寝ている時間の方が長いですが、起きている間は高い所に登ったり、玩具で遊んだりと楽しんでいます。
まとめ
今回、初めて隔離が必要な猫を預かりましたが、きちんと早めに確定診断を受けることができて本当に良かったと思っています。保護センターには、色々な事情で収容されている猫たちがたくさんいます。その猫たちが1匹でも多く里親さんに迎えられることを心から望んでいます。