2匹の保護猫との思い出
先住猫・大きな茶白の「リラ」
先住猫はオスでしたが「リラ」という名前を付けました。ライラックの花の別名が"リラ"だったこと、そして大好きだった赤毛のアンの末娘の名前も"リラ"だったからです。
何より、猫を飼う時は絶対に「リラ」にしようと決めていたので、それ以外の名前が思いつきませんでした。でも、今振り返ったら、リラ本人は「女の子みたいな名前!」と思っていたかもしれません(笑)
リラは、18歳で天寿を全うしました。オスだったこともあるからか、体重が8キロ近くある恰幅のいい猫でした。私が、独身時代から一緒に暮らしていたのですが、いつも私のことを心配そうに見守ってくれる優しい子でした。
私がうつむいて涙を流している時は、自分の前脚でうつむく私の前髪をかき上げて、のぞき込むようにして顔を見上げ、私の頬を伝う涙をペロッと舐めてくれたものです。
リラは、私がうつむく度に心配して同じようにしてくれましたが、後にも先にも、涙を舐めたのは最初の1回だけ。きっとよほど、塩っぱかったに違いありません(笑)
新しい家族の登場
私が仕事で留守にする時間が多かったので、リラは帰宅するとともて寂しがりました。そこで、リラの妹にと思い4か月違いの白い仔猫・チェリーを迎えることにしたのです。
でも、リラは猫ではなくて私に慰めて欲しかったようです。チェリーが来てしばらくは、かなりいじけた様子でした。その証拠に、どの写真を見てもリラはいじけたような顔で写っていました。でも、いつもせっせと妹のチェリーの面倒を一生懸命みてくれていました。
しばらくして、リラは元気溌剌なチェリーに疲れてきてしまい、心身症のようになってしまいました。チェリーが近づくと「ファーッ!」と威嚇して怒るようになりました。一方で、チェリーはそんなことはお構いなしで、リラに飛びついて甘えていました。
チェリーのこと
チェリーは、真っ白の猫です。野良猫だったチェリーとその親子を保護してくれた人の話によると、チェリーは8匹の兄弟の末っ子なのだそうです。
それもキジトラばかりの7匹の黒い子猫が生まれる中で、最後に未熟児で生まれたのだと話してくれました。何とか離乳期まで育ったものの、見かけは心配になるほど華奢だったので、小さい頃は心配しました。
まとめ
リラの愛情をたっぷり受けて成長したチェリー。最初は、その弱々しい見た目から「貰い手が付きにくいかも?」と思って引き取りましたが、今では輝くような美しい白猫へと成長しました♪